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南米競馬ニュース(2023年5月25日)


 
目次

【アルゼンチン】エルムシカルが腱の負傷のため電撃引退、種牡馬入り
【アルゼンチン】マックスフィールドがフィルマメント牧場でシャトル種牡馬として供用
【アルゼンチン】フロレンシア・ヒメネス騎手は依然として昏睡状態が続く
【チリ/ブラジル】アウストラリアミーアとハットトリック産駒マカダミアがGⅠゲームリーSに登録
【ペルー】3冠馬パラディグマVS重賞3連勝中のグルックのマッチレースが開催
【ブラジル】ジョアン・モレイラ騎手のGⅠブラジル・デーの全騎乗馬が決定
【ブラジル】ハットトリック産駒のGⅠ馬フィガロはGⅠジョッキークルブ・ブラジレイロではなくGⅠジョアン・アデマール・ヂ・アルメイダ・プラードへ
【プエルトリコ】ダービー馬バスティアンが右膝の手術により戦線離脱、3冠馬誕生ならず
【スペイン】ジョセフ・オブライエン調教師が管理するサーアントニオがコパ・デ・オロを目標に
【スペイン】ザウェイオブボニーが負傷により上半期全休
 


【アルゼンチン】エルムシカルが腱の負傷のため電撃引退、種牡馬入り


昨年の最優秀3歳牡馬エルムシカル(El Musical)は、6月24日にサン・イシドロ競馬場で行なわれるGⅠエストレージャス・クラシックに向けて調整を続けていた。しかし、調教中に腱を負傷したため、電撃的に現役を引退することが決まった。今後は産まれ故郷のエル・パライソ牧場で種牡馬となる予定。


 

【アルゼンチン】マックスフィールドがフィルマメント牧場でシャトル種牡馬として供用


2019年のGⅠブリーダーズ・フューチュリティーと2021年のGⅠクラークSを勝ったマックスフィールド(Maxfield)が、今年からアルゼンチンのフィルマメント牧場でシャトル種牡馬として供用される。契約は2023年と2024年の2年間。フィルマメント牧場は2020年からザグレートデイ(The Great Day)、ヒットイットアボム(Hit It A Bomb)、リモート(Remote)という3頭の種牡馬で生産を回しており、この体制にマックスフィールドが加わる。


 

【アルゼンチン】フロレンシア・ヒメネス騎手は依然として昏睡状態が続く


4月17日の落馬事故で意識不明の重体に陥った女性騎手のフロレンシア・ヒメネス騎手は、人工呼吸器が外されて容体は安定しているものの、依然として昏睡状態が続いている。今後は骨折した椎骨の固定手術が行なわれ、集中治療室からリハビリ病棟に移される予定。


 

【チリ/ブラジル】アウストラリアミーアとハットトリック産駒のマカダミアがGⅠゲームリーSに登録


チリからアメリカに移籍したアウストラリアミーア(Australia Mía)とハットトリック産駒のブラジルGⅠ馬マカダミア(Macadamia)が、5月29日にサンタアニタ競馬場で行なわれるGⅠゲームリーSに出走を予定している。マカダミアは前走のGⅢウィルシャーSで北米重賞初勝利をおさめており、ここでも期待できる。


https://www.jcb.com.br/imagens/2023/05/eqbHorsemenAreaDownloadAction.cfm_.pdf


 

【ペルー】3冠馬パラディグマVS重賞3連勝中のグルックのマッチレースが開催


5月28日のモンテリーコ競馬場7Rが2頭立てのマッチレースとなる。2022年に3冠を達成したパラディグマ(Paradigma) VS 今年に入って重賞3連勝中のグルック(Gluck)という、共に3歳馬のライバル同士の戦いである。


https://hipodromodemonterrico.com.pe/monterrico/carreras-programa-ver?id_carrera=629218


 

【ブラジル】ジョアン・モレイラ騎手のGⅠブラジル・デーの全騎乗馬が決定


6月18日にガヴェア競馬場で行なわれるブラジル最大の競走GⅠブラジルでハットトリック産駒のダービー馬ラプターズ(Raptor's)に騎乗することが決まったジョアン・モレイラ騎手は、同開催の他のGⅠ競走でも有力馬に騎乗する。牝馬GⅠホベルト・イ・ネルソン・セアブラではケンローヴァ(Kenlova)に、マイルGⅠプレジデンチ・ダ・ヘプブリカではビエンスレーニョ(Bien Sureño)に、1000mGⅠマジョール・ズッコーではオリアーナドイグアス(Oriana Do Iguassu)に跨る。4頭いずれも上位人気が確実である。


https://jcb.com.br/home/noticias/391203/bastidores-da-gavea-por-leandro-mancuso-170/


 

【ブラジル】ハットトリック産駒のGⅠ馬フィガロはGⅠジョッキークルブ・ブラジレイロではなくGⅠジョアン・アデマール・ヂ・アルメイダ・プラードへ


5月5日の2歳GⅠジュリアーノ・マルチンスを勝ったハットトリック産駒のフィガロ(Fígaro)は、6月18日にリオデジャネイロのガヴェア競馬場で行なわれる2歳GⅠジョッキークルブ・ブラジレイロには出走せず、8月5日にサンパウロのシダーヂ・ジャルヂン競馬場で行なわれる3歳GⅠジョアン・アデマール・ヂ・アルメイダ・プラードに向かう。


https://jcb.com.br/home/noticias/391203/bastidores-da-gavea-por-leandro-mancuso-170/


 

【プエルトリコ】ダービー馬バスティアンが右膝の手術により戦線離脱、3冠馬誕生ならず


5月7日に行なわれたプエルトリコ3冠競走の初戦GⅠデルビー・プエルトリケーニョ(プエルトリコ・ダービー)を勝ったバスティアン(Bastián)が、右膝の骨片を除去する手術を受けた。手術は無事に成功したが、残る2冠には出走することができない。プエルトリコ3冠馬は誕生ならず。


https://www.primerahora.com/deportes/hipismo/notas/operan-al-potro-ganador-del-derby-puertorriqueno/


 

【スペイン】ジョセフ・オブライエン調教師が管理するサーアントニオがコパ・デ・オロを目標に


アイルランドのジョセフ・オブライエン調教師が管理するサーアントニオ(Sir Antonio)が、8月にスペインのサン・セバスティアン競馬場で行なわれる同競馬場最大の競走コパ・デ・オロを目標にしている。サーアントニオの馬主はレアル・マドリード所属のアルバロ・オドリオソーラ選手であり、サン・セバスティアン出身のオドリオソーラ選手はこのレースを是が非でも勝ちたいと思っている。


 

【スペイン】ザウェイオブボニーが負傷により上半期全休


スペイン最大の競走であるリステッド競走マドリードで2年連続2着になっているザウェイオブボニー(The Way Of Bonnie)が、怪我のため前哨戦となるカテゴリーB競走レフィッシモを回避することが決まった。それどころか、陣営は上半期全休の決断を下したため、3年連続となるマドリード出走もなくなった。


http://noticias.agalopar.com/wp-content/uploads/2023/05/AGalopar13Ivan.pdf


 

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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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