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南米競馬ニュース(2023年8月27日)


 
目次

【アルゼンチン】2冠馬イルウィンは南米選手権GⅠラティーノアメリカーノへ
【アルゼンチン】GⅠホアキン・V・ゴンサーレスが来年からGⅡに降格
【チリ】クラウドコンピューティング産駒のザハロワが大混戦と化した1000ギニーを4馬身差で快勝
【チリ】GⅡパット・オブライエンSに出走したビビールコンアレグリーアは大敗
【ペルー】女王サマイが6連勝で南米選手権ペルー代表の座をつかみ取る
【ペルー】GⅠポージャ・デ・ポトリージョスとGⅠエンリケ・アジューロ・パルドが来年からGⅡに降格
【ペルー】3冠馬パラディグマの手術は無事に成功
【メキシコ】GⅠモナルカは重賞未勝利の伏兵インオルビダブレリリーが大差勝ち
【メキシコ】ダービー馬パフォーマンスクラウンがGⅠロマ・デ・ソテーロで古馬を撃破してGⅠ連勝
【ジャマイカ】GⅠシーズアマンイーター・トロフィーはランアウェイアルゴが圧勝
 


【アルゼンチン】2冠馬イルウィンは南米選手権GⅠラティーノアメリカーノへ


8月25日の特別競走エングリジャードを勝って南米選手権への切符を手に入れた2021年の2冠馬イルウィン(Irwin)は、順当にアルゼンチン代表に選出されれば、南米選手権GⅠラティーノアメリカーノへ向かう。イルウィンを管理するパブロ・サーヒアン調教師は、「これまで管理してきた馬の中で最高の馬」と絶賛している。


https://www.revistapalermo.com.ar/nv_ver_nota.php?id_nota=2631


 

【アルゼンチン】GⅠホアキン・V・ゴンサーレスが来年からGⅡに降格


毎年11月19日にラ・プラタ競馬場で開催されていたGⅠホアキン・V・ゴンサーレス(ダ1600m - 3歳以上)が、2024年の開催からGⅡに降格となる。また、ラ・プラタ競馬場3冠競走の2戦目であるGⅡジョッキークルブ・デ・ラ・プロビンシア・デ・ブエノスアイレス(ダ2000m - 3歳)も、来年からGⅢへの降格が決まった。


 

【チリ】クラウドコンピューティング産駒のザハロワが大混戦と化した1000ギニーを4馬身差で快勝


8月26日にチレ競馬場で行なわれたGⅠ1000ギニー・マリーア・ルイーサ・ソラーリ・ファラベッラ(ダ1600m - 3歳牝馬)は、ホルヘ・ゴンサーレス騎乗のザハロワ(Zajárova)が好位から抜け出して4 1/4馬身差の快勝をおさめた。5連勝中の2歳ダート女王リチ(Richi)が負傷で取り消したチャンスを活かし、3連勝でGⅠ初制覇。父のクラウドコンピューティングはこれが産駒のGⅠ初勝利となった。


 

【チリ】GⅡパット・オブライエンSに出走したビビールコンアレグリーアは大敗


8月26日にアメリカのデルマー競馬場で行なわれたGⅡパット・オブライエンSに出走したチリのビビールコンアレグリーア(Vivir Con Alegría)は、先頭付近でレースを引っ張るも、レース半ばで手応えを失って後方に沈んだ。さすがに重賞では能力が足りない。アローワンス戦での修行が必要。


 

【ペルー】女王サマイが6連勝で南米選手権ペルー代表の座をつかみ取る


8月26日にモンテリーコ競馬場で行なわれた特別競走ルンボ・アル・ラティーノ(芝2000m - 4歳以上)は、カルロス・エレーラ騎乗の5歳牝馬サマイ(Samay)が差し切り勝ちをおさめた。6月の牝馬限定GⅠパンプローナを7馬身差で圧勝したペルー女王が、牡馬を蹴散らし、6連勝で南米選手権ペルー代表の座をつかみ取った。ペルー代表の枠は4つあるため、上位4頭までにペルー代表として出走資格が与えられる見込み。


 

【ペルー】GⅠポージャ・デ・ポトリージョスとGⅠエンリケ・アジューロ・パルドが来年からGⅡに降格


8月26日、ペルーのモンテリーコ競馬場で南米競馬機構(OSAF)の会議が開かれた。議題に上がったのは、ペルー重賞の降格と、ペルーのパートⅠ国からパートⅡ国への降格である。パートⅡへの降格は免れたが、ペルー4冠競走の開幕戦であるGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)と、4冠競走の2戦目であるGⅠエンリケ・アジューロ・パルド(ダ2000m - 3歳牝馬)のGⅡ降格が決まった。


https://degalopelargo.com/contenido/1765/oficial-dos-coronas-bajan-a-grupo-2


 

【ペルー】3冠馬パラディグマの手術は無事に成功


レース中に屈筋を負傷した2022年の3冠馬パラディグマ(Paradigma)の手術が無事に成功した。アルゼンチンから名医を呼び寄せての手術だった。調教を再開するまでには少なくとも4ヶ月かかるため、陣営は2024年の復帰を目指している。


 

【メキシコ】GⅠモナルカは重賞未勝利の伏兵インオルビダブレリリーが大差勝ち


8月26日にラス・アメリカス競馬場で行なわれたGⅠモナルカ(ダ1700m - 3歳以上牝馬)は、ルイス・ビジャヌエバ騎乗インオルビダブレリリー(Inolvidable Lily)が2番手から抜け出して勝利した。アメリカ産の4歳牝馬で、ここまで21戦して6勝、重賞は未勝利という伏兵だったが、まさかの大差勝ちでGⅠ初制覇となった。


 

【メキシコ】ダービー馬パフォーマンスクラウンがGⅠロマ・デ・ソテーロで古馬を撃破してGⅠ連勝


8月26日にラス・アメリカス競馬場で行なわれたGⅠロマ・デ・ソテーロ(ダ1800m - 3歳以上)は、ルイス・ビジャヌエバ騎乗のパフォーマンスクラウン(Performance Crown)が勝利した。前走でGⅠデルビー・ナシオナルを勝ったメキシコのダービー馬が、古馬を撃破してGⅠ連勝を飾った。ビジャヌエバ騎手はこの日GⅠ連勝。


 

【ジャマイカ】GⅠシーズアマンイーター・トロフィーはランアウェイアルゴが圧勝


8月26日にケイマナス・パーク競馬場で行なわれたGⅠシーズアマンイーター・トロフィー(ダ1600m - 3歳以上)は、ラデッシュ・ローマン騎乗のランアウェイアルゴ(Runaway Algo)が8馬身差の圧勝をおさめた。2走前のアローワンス戦は14馬身差、前走のGⅠイーロス・トロフィーでも7馬身差と、圧巻の走りでGⅠ連勝を飾った。鞍上のローマン騎手はこの勝利で騎手通算100勝を達成した。



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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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