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南米競馬ニュース(2023年10月8日)


 
目次

【南米】ブラジル代表ドウトールスレーニョが2023年の南米王者に輝く
【アルゼンチン】ハッピーハッピーデーが3冠競走2戦目のGⅠジョッキークルブを優勝
【アルゼンチン】4歳牝馬ナンダデアがGⅠサン・イシドロを牝馬として初勝利
【アルゼンチン】短距離王者ラブラードがGⅠスイパチャを連覇達成
【アルゼンチン】ディディアがGⅡロデオ・ドライヴSを勝利しBCの切符をつかむ
【チリ】GⅢジム・バリー・カンバーランド・ロッジSに出走したフォルティーノは8着
【ブラジル】GⅡダーラム・カップSに出走したノーヴォソルは7着
【パナマ】エルロホがファミリア・エレータを制して史上16頭目のパナマ牡馬3冠を達成
 


【南米】ブラジル代表ドウトールスレーニョが2023年の南米王者に輝く


10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれた南米選手権GⅠラティーノアメリカーノは、ジョゼー・セヴェーロ騎乗のブラジル代表ドウトールスレーニョ(Doutor Sureño)が差し切り勝ちをおさめた。ブラジル代表馬の優勝は2016年以来11度目となり、10度で並んでいたチリを抜いて単独で最多優勝国に躍り出た。ドウトールスレーニョはアグネスゴールド産駒。アグネスゴールドはほとんどラストチャンスだった今回の南米選手権で、見事に南米王者の父となることができた。


 

【アルゼンチン】ハッピーハッピーデーが3冠競走2戦目のGⅠジョッキークルブを優勝


10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠロンジンカップ・ジョッキークルブは、ブライアン・エンリケ騎乗のハッピーハッピーデー(Happy Happy Day)が2番手から抜け出し、ビューティーシー(Beauty Sea)との壮絶な叩き合いを3/4馬身差しのいで優勝した。前走後にラス・モンヒータスに購入されたばかりの馬であり、馬主の見る目は間違っていなかったことを証明した。


 

【アルゼンチン】4歳牝馬ナンダデアがGⅠサン・イシドロを牝馬として初勝利


10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠサン・イシドロは、マルティン・バジェ騎乗の牝馬ナンダデア(Nanda Dea)が勝利した。これで通算成績は7戦6勝・2着1回。牡馬を撃破し、重賞4連勝でGⅠ初勝利をおさめた。なお、牝馬によるこのレースの優勝は、1975年のマイア(Maia)以来だが、そのときは3000mでの開催であり、現在の芝1600mではレース史上初めて。


 

【アルゼンチン】短距離王者ラブラードがGⅠスイパチャを連覇達成


10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれたGⅠスイパチャは、ウィルソン・モレイラ騎乗の1番人気ラブラード(Labrado)が、馬場の中央から抜け出して勝利した。アルゼンチンのスプリントキングが貫録の勝利でGⅠスイパチャ連覇を達成。GⅠ4勝目をあげた。


 

【アルゼンチン】ディディアがGⅡロデオ・ドライヴSを勝利しBCの切符をつかむ


10月7日にサンタアニタ競馬場で行なわれたGⅡロデオ・ドライヴSに出走したアルゼンチンのディディア(Didia)は、3,4番手追走から直線で外に持ち出されて差し切り勝ちをおさめた。陣営がブループライズ(Bule Prize)の再来として購入したアルゼンチンの名牝。昨年は怪我に泣かされて出走できなかったBCフィリー&メアターフの切符をつかんだ。


 

【チリ】GⅢジム・バリー・カンバーランド・ロッジSに出走したフォルティーノは8着


10月7日にイギリスのアスコット競馬場で行なわれたGⅢジム・バリー・カンバーランド・ロッジSに出走したチリのフォルティーノ(Fortino)は、勝ち馬から70馬身も離された大差の最下位に沈んだ。前走同様の大敗。能力の問題ではなく、何かがおかしい。


https://www.racingpost.com/results/2/ascot/2023-10-07/848648


 

【ブラジル】GⅡダーラム・カップSに出走したノーヴォソルは7着


10月7日にウッドバイン競馬場で行なわれたGⅡダーラム・カップSに出走したアグネスゴールド産駒のブラジル産馬ノーヴォソル(Novo Sol)は、まったく良いところなく最下位の7着に沈んだ。やっぱりという感じのガルフストリーム専用機。今後はガルフストリーム競馬場で頑張りたい。



 

【パナマ】エルロホがファミリア・エレータを制して史上16頭目のパナマ牡馬3冠を達成


10月7日にプレシデンテ・レモン競馬場で行なわれたファミリア・エレータは、ロレンソ・レスカーノ騎乗のエルロホ(El Rojo)が完勝をおさめた。エルロホはこれでファミリア・デルバジェ、ファミリア・ボイド、ファミリア・エレータを勝利。2019年のセニョールコンセルト(Señor Concerto)以来4年ぶりとなる史上16頭目の3冠馬に輝いた。パナマではラエンペラトリス(La Emperatriz)も牝馬3冠を達成しているため、同一年に牡牝で3冠馬が誕生した。また、12月に地元で開催される中米選手権クラシコ・デル・カリベ(中米オークス)の出走権も確実なものとした。



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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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