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南米競馬ニュース(2023年10月22日)


 
目次

【アルゼンチン】マイルGⅠで牡馬を倒したナンダデアの次走は牝馬GⅠコパ・デ・プラタ
【チリ】5連勝でリステッド競走を制したコサーコはGⅠセントレジャーへ
【ウルグアイ】ジローナフィーヴァーがアルゼンチンに到着
【ペルー】デルビー・ナシオナルの出走予定馬が続々と決まる
【ペルー】インフォーサブルに売却の噂
【ベネズエラ】GⅠシモン・ボリーバルには13頭が出走予定
【ブラジル】落馬したジョルジ・ヒカルド騎手は軽傷
【ブラジル】RDI&ボンヌ・シャンス牧場生産のキングオブスティールがGⅠチャンピオンSを優勝
【ブラジル】ヂラン・マシャード騎手が見習い騎手カテゴリーを卒業
【ジャマイカ】2冠馬ブルーヴァイニルはGⅠムーテ・マイルが目標
【スペイン】セントゥリオン所有のビッグロックがGⅠクイーン・エリザベスIISを優勝
 


【アルゼンチン】マイルGⅠで牡馬を倒したナンダデアの次走は牝馬GⅠコパ・デ・プラタ


10月7日にサン・イシドロ競馬場で行なわれたマイルGⅠサン・イシドロを牝馬として初めて制覇したナンダデア(Nanda Dea)は、当初は12月16日に同競馬場で行なわれるマイルGⅠホアキン・S・デ・アンチョレーナに出走する予定だったが、プランを変更し、同日の牝馬限定GⅠコパ・デ・プラタに向かうことが決まった。400mの距離延長となり、キャリア初の2000m戦に挑む。


 

【チリ】5連勝でリステッド競走を制したコサーコはGⅠセントレジャーへ


10月21日にチレ競馬場で行なわれたリステッド競走を勝ったコンスティテューション産駒の3歳馬コサーコ(Kosaco)は、12月2日に同競馬場で行なわれるチリ3冠競走の2戦目GⅠセントレジャーに向かう。3歳になってから無傷の5連勝。おそらくセントレジャーに出走するであろう世代最強馬のケイアーミー(Kay Army)に挑戦状を叩きつける。


 

【ウルグアイ】ジローナフィーヴァーがアルゼンチンに到着


ウルグアイ年度代表牝馬ジローナフィーヴァー(Girona Fever)は、10月21日にウルグアイからアルゼンチンに向けて出発し、同日アルゼンチンに到着した。すでに馬房に入っている。10月28日にアルゼンチンのパレルモ競馬場で行なわれるGⅡベネスエラに出走する。


 

【ペルー】デルビー・ナシオナルの出走予定馬が続々と決まる


11月19日にモンテリーコ競馬場で行なわれるペルー4冠競走の3戦目GⅠデルビー・ナシオナル(ペルー・ダービー)の出走予定馬が続々と決まっている。3冠に挑むウェリントン(Wellington)は、主戦のウベル・ボカネグラ騎手を背に出走する。また、3頭の牝馬が出走を予定しており、その中にはGⅠエンリケ・アジューロ・パルドを勝ったジェンカーラ(Yencala)が含まれる。


https://degalopelargo.com/contenido/2168/noticias-desde-la-cancha-21102023


 

【ペルー】インフォーサブルに売却の噂


ペルーで種牡馬入りしたが、生殖機能に問題があることが分かったインフォーサブル(Enforceable)は、現役復帰に向けて調教を重ねている。現在はランチョ・ファーティマ牧場の所有だが、とある有力馬主から売却のオファーが届いている模様。地元ペルーのモンテリーコ競馬場で開催される来年の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノを視野に入れた取引だという。


https://degalopelargo.com/contenido/2168/noticias-desde-la-cancha-21102023


 

【ベネズエラ】GⅠシモン・ボリーバルには13頭が出走予定


10月29日にラ・リンコナーダ競馬場で行なわれるベネズエラ最大の競走GⅠシモン・ボリーバルの出走予定馬が発表された。王者エルデフロイス(El De Froix)に加えて、3冠牝馬リンダカーター(Lyndacarter)が出走を予定している。なお、リンダカーターの鞍上はアンヘル・カスティージョ騎手。アメリカから帰国して騎乗する。


 

【ブラジル】落馬したジョルジ・ヒカルド騎手は軽傷


10月21日のタルマン競馬場5Rで落馬したジョルジ・ヒカルド騎手は、軽い打撲と腕の擦過傷で済んだ。騎乗していたモンチエヴェレスト(Monte Everest)が、スタート直後に内ラチに突っこんでいった。


 

【ブラジル】RDI&ボンヌ・シャンス牧場生産のキングオブスティールがGⅠチャンピオンSを優勝


10月21日にアスコット競馬場で行なわれたGⅠチャンピオン・ステークスは、ランフランコ・デットーリ騎乗のキングオブスティール(King Of Steel)が、最後尾から直線だけで全頭ごぼう抜きして優勝した。同馬を生産したのは、ブラジルに本拠地を持つヒオ・ドイス・イルマノス牧場(RDI)のアメリカ拠点であるボンヌ・シャンス牧場。南米大陸で今もっとも勢いのある生産者が、ついにアスコットGⅠ馬を輩出した。


 

【ブラジル】ヂラン・マシャード騎手が見習い騎手カテゴリーを卒業


ブラジル期待の若手騎手ヂラン・マシャード騎手が、規定の見習い期間を終えたことと、優秀な成績をおさめていることから、カテゴリー1の見習い騎手を卒業した。今後はプロ騎手として活動する。


http://www.jornaldoturfe.com.br/edicoes_passadas/2023/outubro/17_10_2023/17_10_2023.pdf


 

【ジャマイカ】2冠馬ブルーヴァイニルはGⅠムーテ・マイルが目標


2022年の2冠馬ブルーヴァイニル(Blue Vinyl)は、12月2日にケイマナス・パーク競馬場で行なわれるGⅠムーテ・マイルを目標にしている。ジャマイカ最大の競走であるGⅠジャマイカCも視野に入れるが、今はムーテ・マイルに全力投球とのこと。昨年のGⅠセントレジャーを勝って2冠を達成して以降はビッグレースでの勝利がないが、前走のアローワンス戦を21馬身差で勝利したように、能力は間違いない。


https://www.quickgallop.com/blue-vinyl-finding-himself-with-moutett-mile-the-objective-effort/


 

【スペイン】セントゥリオン所有のビッグロックがGⅠクイーン・エリザベスIISを優勝


スペイン馬主のイェグアーダ・セントゥリオンが生産・所有するビッグロック(Big Rock)が、10月21日にアスコット競馬場で行なわれたGⅠクイーン・エリザベスIISで6馬身差の逃げ切り勝ちをおさめた。セントゥリオンの代表は、スペイン発の世界的なピザチェーン店テレピッツァの創業者であるレオポルド・フェルナンデス・プハルス氏。イギリスのGⅠを勝つことを夢見ていたが、馬主を始めてからほんの数年でその夢を叶えてしまった。



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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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