
木下 昂也(Koya Kinoshita)
伏兵ミッドナイトコーフィーが大差でドミニカ1冠目マティアス・ラモン・メージャを優勝

写真:Hipódromo V Centenario http://hvc.com.do/galeria-de-fotos-04-06-2022/
6月4日、ドミニカのキント・センテナリオ競馬場でGⅠマティアス・ラモン・メージャ(ダ1700m - 3歳内国)が行なわれた。このレースはドミニカ3冠競走の1戦目である。
今年は8頭が出走した。④ウマニタリオセーエネ(Humanitario C N)がハナを切り、①マレモトペ(Maremoto P.)が2番手につけた。この2頭が後ろを離して逃げた。向こう正面で6番手にいたエスメルリン・フスト騎乗の②ミッドナイトコーフィー(Midnight Koffe)が徐々にポジションを上げると、直線の入り口で早くも先頭に立ち、後続をぐんぐん引き離して圧勝をおさめた。勝ちタイムは1分46秒20。2着には最内を追い込んだ⑧ドングータ(Don Guta)が入り、3着は⑥プーロタレント(Puro Talento)だった。
「家族とチームのみんなに感謝したい。私もこの結果には驚いている。非常に良い馬なので、状態が良ければ3冠を達成する可能性もあると思っている」と、馬主のオマール・シュヴァリエ氏は述べた。
鞍上を務めたフスト騎手は「勝つことができて嬉しい。私を信頼してくれたチームに感謝したい。このトロフィーは応援してくれたファンに捧げる。本当にありがとう」と述べた。
ミッドナイトコーフィーは父ラーン、母ラオルグジョーサ、その父トレジャラーという血統で、ドミニカのデル・マル・コレクション牧場で産まれた。管理するのはホセ・ベルトレー調教師である。
11戦3勝という成績でこのレースに挑んだが、重賞勝ちがなかったため伏兵扱いだった。ハイペースを読んだエスメルリン・フスト騎手の好騎乗もあり、ドングータやマレモトペといった実績馬を蹴散らした。通算成績は12戦4勝(重賞1勝)。
2冠目のフランシスコ・デル・ロサリオ・サンチェス(ダ1800m - 3歳)は、6月末にキント・センテナリオ競馬場で開催される予定である。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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