• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ミッドナイトコーフィーが史上17頭目のドミニカ3冠馬に輝く


ミッドナイトコーフィー(Midnight Koffe)
写真:Hipódromo V Centenario http://hvc.com.do/galeria-de-fotos-30-07-2022/

 7月30日、ドミニカ共和国にあるキント・センテナリオ競馬場でGⅠフアン・パブロ・ドゥアルテ(ダ2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはドミニカ3冠競走の最終戦となっている。


 2冠馬⑤ミッドナイトコーフィー(Midnight Koffe)が3冠を懸けて出走した。相手はわずか4頭と乏しく、2冠目で2着だったマレモトペ(Maremoto P.)、3着だったウマニタリオセーエネ(Humanitario C N)が回避したため、3冠達成はほぼ確実と見られた。


 レースはミッドナイトコーフィーの僚馬③モルトヴィヴァーチェ(Molto Vivace)が後続を離して逃げ、2番手に①チャンネラーウェルズ(Channeler Wells)がつけた。発馬でやや遅れたミッドナイトコーフィーはかかり気味に後方を追走した。しかし、向こう正面に入ってから徐々に進出を開始すると、最終コーナーで早くも先頭に立った。あとは1人旅。2着の④テレモトペ(Terremoto P.)を大きく引き離す圧勝で3冠を達成した。勝ちタイムは2分9秒00。3着は②レニンベ(Lenin B)だった。


「神のおかげで言葉にできないようなものが与えられた。とても嬉しい。支えてくれた家族、ここまで物事を進めてくれたチーム、素晴らしい騎乗をしてくれたエスメルリンに感謝する。このあとはベネズエラに向かう。楽しみにしていてほしい」と、馬主のオマール・ハビエル・シュヴァリエ氏はレース後のインタビューで述べた。


 鞍上のエスメルリン・フスト騎手は「まずは神に、そして私を信頼してくれたチームに感謝したい。このトロフィーはいつも私を支えてくれるファンと家族に捧げる」と、1冠目と2冠目と同様のコメントを残した。


  ミッドナイトコーフィーは父ラーン、母ラオルグジョーサ、その父トレジャラーという血統で、ドミニカのデル・マル・コレクション牧場で産まれた。管理するのはホセ・ベルトレー調教師である。


 1冠目のGⅠマティアス・ラモン・メージャは重賞未勝利の伏兵扱いだったが圧勝。2冠目のフランシスコ・デル・ロサリオ・サンチェスも圧勝し、1冠目の勝利がフロックではないことを証明した。3冠目の今回も危なげなく勝利をおさめ、世代の頂点の座を確固たるものとした。3冠達成は2020年のウラカンペ(Huracán P.)以来、ドミニカ共和国史上17頭目である。


 今後は12月11日にベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場で開催される中米選手権クラシコ・デル・カリベ(ダ1800m - 3歳)に向かうことが発表された。2008年に同じくドミニカ3冠馬としてこのレースを勝利したシコティコ(Sicótico)以来となるドミニカ代表の優勝を狙う。 




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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