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エクアドル3冠馬サタデーが中米選手権クラシコ・デル・カリベに出走決定

 エクアドル競馬史上29頭目の3冠を達成した牝馬のサタデー(Saturday)が、12月10日にパナマのプレシデンテ・レモン競馬場で開催される中米選手権クラシコ・デル・カリベ(中米ダービー)に出走することが正式に決まった。エクアドルの競馬メディア『レビスタ・ラ・フィハ(Revista La Fija)』が報じた。


 


 3冠最終戦となるデルビー・ナシオナル(エクアドル・ダービー)を制した直後のインタビューで馬主のルイス・ファルケス氏は、「バモス・ア・パナマー(パナマへ行こう)」とパナマ遠征を宣言したが、その言葉に嘘はなかった。



 パナマへの移動は11月11日を予定している。主戦のホセ・フラード騎手が調教のために動向するが、本番ではチリで騎乗しているエクアドル人のダニエル・アルバラード騎手が手綱を握る予定である。


 1966年から始まった中米選手権の歴史において、エクアドル代表馬が勝利したことは、開催される全レースを通じて、1999年のコパ・コンフラテルニダーを優勝したセニョリータ(Señorita)の1回しかいない。サタデーは24年ぶり2回目となるエクアドル代表馬の優勝を目指す。


 中米選手権が終わった後にベネズエラ競馬に参戦するプランがあることも、馬主のファルケス氏は明かした。



 サタデーは父カレンシースワップ、母サバティーナ、その父プリカーサーという血統の3歳牝馬。2020年にエクアドルのドン・ミゲル牧場で産まれた。管理するのはコロンビア人のアルマンド・ロンカンシオ調教師である。


 通算成績は8戦4勝。1冠目のエストレーノ・ラウール・レベー・シガル(ダ1700m - 3歳)、2冠目のポージャ・ナシオナル(ダ1800m - 3歳)、3冠目のデルビー・ナシオナル(ダ2000m - 3歳)を優勝し、2020年のヒターナフィエル(Gitana Fiel)以来となる、エクアドル競馬史上29頭目の3冠を達成した。牝馬では12頭目。


■ デルビー・ナシオナル



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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