• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ベルモントS開催に南米からの移籍馬が登場

 6月11日、アメリカのベルモントパーク競馬場で3冠最終戦のGⅠベルモントSが行なわれる。同日には多くの重賞競走が開催され、注目すべき南米産馬も登場する。


 5RのGⅡブルックリンS(ダ2400m - 4歳以上)には、チリから移籍したファーストコンスティテューション(First Constitution)が出走する。鞍上はパナマ人のホセ・レスカーノ騎手。


 今年1月のジャジルSでアメリカ初勝利をあげると、前走のリステッド競走フラット・アウトSでも4馬身差の快勝をおさめた。持っている能力は高いが、走るときと走らないときのムラが激しいのが欠点である。


 今回はGⅡ2勝のローンロック(Lone Rock)、GⅠジョッキークラブ・ゴールド・カップSの勝ち馬マックスプレイヤー(Max Player)、重賞3勝のフィアーレス(Fearless)らが相手となる。前走のように実力を発揮できればあっさり勝利してもおかしくないが、気分次第ではあっさり負けても不思議ではない。


 8RのGⅠジャイプールS(芝1200m - 3歳以上)には、ブラジルから移籍したフィーロディアリアンナ(Filo Di Arianna)。父ドロッセルマイヤー、母プリンチペッサカプリという血統は、半弟にブラジルGⅠ馬クーロエカミーチャがいるという良血馬である。


 ブラジル時代は3戦3勝と無敗。北米デビュー戦となった昨年6月のウッドバイン3Rも勝利した。しかし、その後はコンディション不良に悩まされて休養し、今年4月のGⅡシェイカータウンSで復帰したが、10頭立ての最下位に終わった。一度使われたことによる上昇は期待できるが、アレストミーレッド(Arrest Me Red)らが相手では苦戦を強いられるだろう。


 ベルモントSの1つ前、10Rに行なわれるGⅠマンハッタンS(芝2000m - 4歳以上)には、アグネスゴールド産駒のアメリカGⅠ馬インラヴ(In Love)が出走する。


 今年初戦となった前走のメーカーズ・マイルSでは最下位の8着だったが、上位との差はさほどなかった。こちらも一度叩いた上澄みを見込める。アメリカ移籍後初となる2000m戦になるが、アルゼンチン時代には2200mt2500mを経験しており、ぎりぎり守備範囲だろう。


 しかし、メンバーレベルが高い。GⅠ2勝のグーフォ(Gufo)、GⅠマンノウォーSを勝ったハイランドチーフ(Highland Chief)、GⅠターフ・クラシックSを勝ったサンティン(Santin)、実力馬チャンネルメーカー(Channel Maker)らを相手にしなければならない。厳しい戦いになるのは明らかで、掲示板に載れれば上出来である。


■ フラット・アウトSを勝ったファーストコンスティテューション



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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