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日本産まれのオリエンタルがスペインのモンタネーサ牧場で種牡馬入り


オリエンタル(Oriental)
写真:Salva(@colosseo3) https://twitter.com/colosseo3/status/1183531396016607232

 2019年のスペイン年度代表馬オリエンタル(Oriental)が、今年の2月からスペインのセビーリャにあるモンタネーサ牧場で種牡馬として供用されることになった。アウトサイダー・ブラッドストックのフランシスコ・ベルナール氏が Twitter で明らかにした。昨年9月の段階ですでに現役引退と種牡馬入りが決まっていた。


 オリエンタルは父スマートストライク、母アイアンリップス、その父アイアンマスクという血統の7歳牡馬。2014年4月5日に日本のノーザンファームで産まれたが、10月15日にフランスへ輸出されたため、日本での出走は一度もない。



 2016年10月7日にフランスのメゾンラフィット競馬場でデビューすると、10戦目でようやく初勝利をあげた。2018年5月にはGⅠイスパーンに出走して6頭立ての6着に敗れたものの、同年9月22日のリステッド競走を優勝した。


 2019年からスペインのアルバロ・ソト調教師の管理馬となり、スペインを拠点に置くこととなった。8月18日にサン・セバスティアン競馬場で行なわれたカテゴリーA競走ゴビエルノ・バスコ(芝1600m - 3歳以上)でノライ(Noray)との死闘を制すると、10月にもカテゴリーA競走イスパニダー(芝1600m - 3歳以上)を優勝し、スペインのマイル王者に輝いた。わずか1ヶ月後の11月16日にはモロッコのカサブランカに遠征し、2400mのGⅡを優勝した。活躍が評価され、この年のスペイン年度代表馬に選出された。


 2020年以降は体調が整わずに思ったようなレースができず、2021年6月19日のレースを最後に現役を引退した。通算成績は34戦8勝。


■ 2019年 カテゴリーA競走イスパニダー



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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