• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

『白い王様』が2022年スペイン・ダービーを優勝


写真:Hipódromo de La Zarzuela(@HipodromoMadrid) https://twitter.com/HipodromoMadrid/status/1533168404705816577

 6月4日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走ビリャパディエルナ(芝2400m - 3歳)が行なわれた。このレースはスペイン3冠競走の第2戦目であり、スペインのダービーに相当する。


 ⑤グローリートフ(Glorytof)がゲート入りを嫌って取り消しとなり、今年は9頭で争われた。1番人気には前哨戦のカテゴリーB競走ベラーヨス(芝2200m - 3歳)を勝利した②オーストラリアケープ(Australia Cape)が支持された。鞍上は現リーディングジョッキーのリカルド・ソウザ騎手。ヴァーツラフ・ヤナーチェク騎手が乗る⑨ホワイトキング(White King)が2番人気で続き、2000ギニーにあたるカテゴリーA競走シメーラ(芝1600m - 3歳)を優勝した④カタプン(Catapum)は3番人気となった。


 ①アズアチャーム(As A Charm)がレースを引っ張り、カタプンが2番手につけた。ホワイトキングは前から4番手、それを見るようにオーストラリアケープが続いた。直線に入るとホワイトキングが外に持ち出し、力強い末脚で粘るアズアチャームを残り50mでとらえて勝利した。良馬場の勝ちタイムは2分34秒47。2着にはアズアチャームが入り、3着はカタプンだった。1番人気のオーストラリアケープは内で伸びあぐねて4着に敗れた。


「ホワイトキングの走りを誇りに思うし、幸せである。ヴァーツラフ・ヤナーチェク騎手は素晴らしい騎乗をしてくれた。スーパー・ジョッキーである。ホルヘ・ロドリゲス調教師も本当に良い仕事をしてくれた。チームの仕事に感謝したい」と、馬主のフェルナンド・マルティン氏はコメントした。


 ホワイトキングは父フリーイーグル、母ダルマティア、その父ケープクロスという血統を持つアイルランド産の3歳牡馬。2021年7月4日にスペインのサン・セバスティアン競馬場で競走馬としてデビューし、5戦目で初勝利をあげた。ダービー前哨戦のベラーヨスを回避して状態が不安視されていたが、3連勝で見事にスペインのダービー馬に輝いた。


 チェコ人のヴァーツラフ・ヤナーチェク騎手は2018年のドンサンチョ(Don Sancho)以来2度目の、管理するホルヘ・ロドリゲス調教師は初めての、馬主のフェルナンド・マルティン氏は3度目のダービー制覇である。マルティン氏は今年4月に昨年のスペイン・セントレジャーの勝ち馬ドミゴー(Domi Go)を調教中の事故で亡くしており、「ドミゴーの死という悲しみの後に喜びをもたらしてくれた」と述べた。


 今後はスペインのセントレジャーにあたるカテゴリーA競走ビリャメホール(芝2800m - 3歳)を目指すだろう。2000ギニーには向かわず、長い距離を中心に使われてきた馬なので、距離は問題なさそうだ。





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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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