• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

2歳女王スーパートリップがオークスも制してスペイン3歳牝馬の頂点に


写真:Hipódromo de La Zarzuela(@HipodromoMadrid) https://twitter.com/HipodromoMadrid/status/1533158814895247362

 6月4日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走ベアモンテ(芝2400m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはスペインのオークスに相当する。


 12頭による大混戦の1戦となった。1番人気には昨年のグラン・クリテリウム(芝1600m - 2歳)を制した⑩スーパートリップ(Super Trip)が3.40倍で支持された。以下、⑧セーブユアブレス(Save Your Breath)が5.10倍、⑤ラヴリーダイヤモンド(Lovely Diamond)が5.90倍と続いた。


 ④カターラ(Katara)がハナを切り、⑫タイローナ(Tayrona)が2番手につけた。その後ろにラヴリーダイヤモンド、⑥ワンモアーナイト(One More Night)らが続き、スーパートリップはほとんど最後方追走となった。直線ではどの馬が抜け出すのか分からない団子状態となったが、大外に持ち出したボルハ・ファヨス騎乗のスーパートリップが、渾身の追い込みであっという間に前を飲み込んだ。良馬場の勝ちタイムは2分35秒50。2着には馬群をさばいたラヴリーダイヤモンドが入り、3着はワンモアーナイトだった。


 スーパートリップは父トリプルスレット、母スーパーアンナ、その父アナバーという血統のフランス産馬。管理するのはクリスティアン・デルシェール調教師で、馬主はアグラードである。


 2021年8月6日にフランスでデビューし、フランスでは2戦1勝の成績を残した。9月19日のサン・セバスティアン競馬場開催からスペインに移籍し、2戦目で初勝利をあげた。3戦目にはグラン・クリテリウムに出走し、ダービー馬となったホワイトキング(White King)に6 3/4馬身差で先着、スペイン2歳女王に輝いた。今年は1000ギニーにあたるカテゴリーA競走バルデラス(芝1600m - 3歳牝馬)には向かわず、4月の2200m戦で始動した。前走のオークス前哨戦となったカテゴリーB競走コムニダー・デ・マドリード(芝2100m - 3歳牝馬)ではワンモアーナイトの2着に敗れたが、本番で見事に逆転した。通算成績は8戦5勝、2着2回。


 ボルハ・ファヨス騎手は2005年のオティリアヤック(Otilia Yac)、2007年のゴールディングスター(Golding Star)、2009年のカルロータ(Carlota)、2011年のクルニア(Clunia)に続いてベアモンテ5勝目をあげた。





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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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