
木下 昂也(Koya Kinoshita)
サルスエラ競馬場が最大の2073年まで譲渡権を得ることで政府と合意
スペインのサルスエラ競馬場は、国家遺産の管理などを行なう政府機関「国家遺産(Patrimonio Nacional)」と新たな契約を結び、サルスエラ競馬場を最大2073年まで運営できることになった。同競馬場の会長を務めるフランシスコ・サラサール氏が『アス(as)』のインタビューで明らかにした。
マドリードにあるサルスエラ競馬場は国の重要文化財に指定されており、国の管理下にある。サルスエラ競馬場の運営会社は、2003年に25年間の譲渡権を得ることで政府と合意に至った。今回更新された契約では、2028年に切れる予定たっだ譲渡権が2053年までに修正され、最大で2073年まで延長される可能性が残された。
「スペイン競馬は成長段階にある。競馬産業は1万人もの雇用を創出し、年間およそ8500万ユーロの税収に貢献している。馬券発売の拡大に加えて、競馬場内でのイベント、娯楽、飲食の提供などにも力を入れている。新たな馬主の獲得のため、ブリーズアップ・セールやサンタンデール・カップの開催による2歳馬の購入促進や、農林水産省と連携した馬産事業への取り組みも行なっている。こうしたプロジェクトは予想以上に大変なものだが、その分大きな可能性を秘めている。スペイン競馬の、サルスエラ競馬場の大きな前進に繋がるだろう」と、2021年7月に会長職に就いたサラサール氏は述べた。
5月24日、カタール投資庁のCEOマンスール・ビン・エブラヒム・アル・マフムード氏がサルスエラ競馬場を訪れた。これについてサラサール氏は「カタールがサルスエラ競馬場に興味を持ってくれた。様々な形でカタールとの協力関係を探っている」と明らかにした。将来的にカタールがスペイン競馬のパートナーとなるかもしれない。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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