• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

フランスからの遠征馬シンプリーストライキングがスペインのマイル王に輝く


クラウディオ・カルデルを優勝したシンプリーストライキングとリカルド・ソウザ騎手。
写真:Hipódromo de La Zarzuela(@HipodromoMadrid) https://twitter.com/HipodromoMadrid/status/1538232061215092736

 6月18日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走クラウディオ・カルデル(芝1600m - 3歳以上)が行なわれた。このレースは上半期のマイル王決定戦という位置づけになっている。


 今年は12頭が出走した。昨年このレースを勝った後にドイツGⅡ馬となった④ロダバーリョ(Rodaballo)が200日ぶりに復帰し、単勝2.20倍の1番人気に支持された。2番人気には昨年のカテゴリーA競走イスパニダー(芝1600m - 3歳以上)を勝った③レサコン(Resacón)が推され、3番人気はイギリスからスペインに移籍後2戦2勝の⑧スマッシュヒット(Smash Hit)だった。


 レースは⑨スターオブベンガル(Star Of Bengal)がハナを切り、2番手に⑪ゲレイラ(Guerreira)、3番手にレサコンと並んだ。ロダバーリョは前から4,5番手の外を追走した。直線に入ると4頭団子の1着争いとなったが、その集団を道中は後方は控えていたリカルド・ソウザ騎乗の4番人気⑥シンプリーストライキング(Simply Striking)がまとめて差し切って優勝した。良馬場の勝ちタイムは1分36秒45。2着にはレサコンが粘り、3着には馬群を割って追い込んだ⑦サーロケ(Sir Roque)が入った。ロダバーリョは伸びを欠いて5着だった。


 シンプリーストライキングは父ケレイフ、母リーチバンド、その父ショワジールという血統の5歳牡馬。2016年3月9日にフランスで産まれた。


 2018年6月16日にスペイン人のマウリシオ・デルシェール調教師の管理馬としてフランスで競走馬となり、デビューから2連勝を飾った。2歳時にはGⅠモルニで6着、3歳時にはGⅠ2000ギニーで10着と重賞競走にも参加した。2020年よりフランスを中心に活動するスペイン馬主メディテラネオの所有となった。今回がスペイン初出走だったが、地元の有力馬をまとめて飲み込んでマイル王に戴冠した。通算成績は34戦7勝。


 鞍上のリカルド・ソウザ騎手はクラウディオ・カルデル初勝利である。昨年はスペイン・リーディングを獲得し、今年はサウジアラビアに遠征して良い成績を残した。今世界でもっとも旬な騎手の1人である。


 マウリシオ・デルシェール調教師は次走について、サン・セバスティアン競馬場で行なわれるカテゴリーA競走ゴビエルノ・バスコ(芝1600m - 3歳以上)も視野に入れていると述べた。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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