• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

バスク最大の競走コパ・デ・オロはイルデカメローネが勝利


イルデカメローネ(Il Decamerone)
写真:Hipódromo San Sebastián(@HipodromoSnSn) https://twitter.com/HipodromoSnSn/status/1559251763517079552

 8月15日、スペインのサン・セバスティアン競馬場でカテゴリーA競走コパ・デ・オロ(芝2400m - 3歳以上)が行なわれた。このレースはバスク州最大の競走である。


 第54回を迎えた今年は15頭で争われた。フランスのリステッド競走を勝った⑩ザウェイオブボニー(The Way of Bonnie)が連覇を狙って出走した。今年のダービー馬⑭ホワイトキング(White King)、スイスのGⅡサン・モリッツを勝った④フリオーソ(Furioso)、オークス2着の⑮ラヴリーダイヤモンド(Lovely Diamond)にも注目が集まった。


 ⑬アズアチャーム(As A Charm)がハナを切り、ナビア(Navia)が2番手につけた。1周目のスタンド前を通過したところで、外から⑦オクサリス(Oxalis)が上がっていって2番手を奪った。向こう正面で馬群が凝縮し、1番人気のザウェイオブボニーは最後方を追走した。最後の直線に入ると、道中は中団で我慢していたリカルド・ソウザ騎乗の6番人気⑤イルデカメローネ(Il Decamerone)が内から抜け出し、⑧フィラウ(Philau)の追い上げを1 1/4馬身ふりきって優勝した。勝ちタイムは2分30秒43。ザウェイオブボニーは3着で連覇ならず。


「このレースは非常に特別。なぜならコパ・デ・オロだから。馬主のためにも、調教師のためにも良い仕事ができたと思う。満足している。この勝利を味わうけれども、まだまだ騎手として上に行きたいし、努力をし続けて、もっと勝利を得たい」と、ポルトガル人No.1ジョッキーであるリカルド・ソウザ騎手は述べた。ソウザ騎手は2016年のフランダースフレーム(Flanders Flame)で勝利して以来コパ・デ・オロ2勝目。


 管理するオスカル・アナーヤ調教師は、「コパ・デ・オロを勝つことは、自分にとってマドリードを勝つようなこと。この2つはスペイン最大の競走だと思っている。2ヶ月前に移ってきたばかりの馬なので、不思議な気分がある。しかし、大きな喜びを感じている。厩舎のメンバーに感謝をしたい。私は代表してこの場にいるだけで、日々仕事をしているのは彼らである。本当にお礼を言いたい」と語った。アナーヤ調教師はこれがコパ・デ・オロ初勝利となった。


イルデカメローネは父ボーントゥーシー、母レティツィアレルコ、その父ラッキーストーリーという血統の6歳騙馬。2016年4月28日にフランスで産まれた。


 2018年11月28日にドーヴィル競馬場でデビューし、1年後の10戦目で初勝利をあげた。今年7月からスペインのレサ・パゾーキ氏の所有馬となり、スペインを拠点とするアルゼンチン人のオスカル・アナーヤ調教師の管理馬となった。前走はフランスのタルブ競馬場で行なわれた芝2100mを勝利してここに臨んだ。スペインは今回が初出走だった。通算成績は33戦7勝。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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