• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

マジック炸裂。イネスがリカルド・ルイス・ベニテス・デ・ルーゴを制してスペイン女王の座に


イネス(Inés)
写真:Hipódromo de La Zarzuela(@HipodromoMadrid) https://twitter.com/HipodromoMadrid/status/1568937102213058562


 9月11日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走リカルド・ルイス・ベニテスデ・ルーゴ(芝2200m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。このレースはスペイン下半期の牝馬頂上決戦となっている。


 今年は8頭で争われた。昨年の勝ち馬①ハードピア(Hardpia)が1.80倍で1番人気に支持された。今回は主戦のリカルド・ソウザ騎手が鞭の使用回数違反により騎乗停止となったため、ラウール・ラモス騎手に乗り替わった。3歳勢ではオークス馬⑧スーパートリップ(Super Trip)が最有力と目され、4.70倍で2番人気に推された。


 3番人気の④ナビア(Navia)がハナを切った。ハードピアは内の3,4番手につけ、それを見ながらスーパートリップが続いた。直線に入るとハードピアが抜け出し、馬場の中央からスーパートリップが前を追った。このまま2頭の争いになるかと思われたが、道中は最後尾にいたホセ・ルイス・マルティネス騎乗の4番人気②イネス(Inés)が、大外から末脚を爆発させて2頭に迫った。ゴール前で3頭が横並びになった大激戦は、イネスがわずかにアタマ差で勝利した。良馬場の勝ちタイムは2分18秒54。2着はスーパートリップ、さらハナ差の3着がハードピアだった。


 鞍上の"マジック"・マルティネス騎手は、前日の9月10日に52歳の誕生日を迎えたばかりだった。サルスエラ競馬場の秋開催の開幕となったこの日、マルティネス騎手は1Rを勝利しただけでなく、メインレースも物にして自ら誕生日に花を添えた。

 イネスは父キャメロット、母アプローズ、その父デインヒルダンサーという血統の4歳牝馬。2018年2月26日にイギリスで産まれた。


 ギリェルモ・アリスコレータ調教師の管理馬として2020年10月25日にスペインでデビューし、2戦目で初勝利をあげた。2021年はオークスで2着、セントレジャーで3着、昨年のこのレースで3着と好走したが、カテゴリーA競走を勝つことはできなかった。今年の2走は8着、8着と奮わなかったことから人気を落としていたが、大舞台で名手のマジックが炸裂した。通算成績は12戦3勝。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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