• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

3歳牝馬サムディリアンがイスパニダーを制して下半期スペイン・マイル王に


サムディリアン(Samedi Rien)
写真:Hipódromo de La Zarzuela(@HipodromoMadrid) https://twitter.com/HipodromoMadrid/status/1580185546474721281


 10月12日、スペインのサルスエラ競馬場でカテゴリーA競走イスパニダー(芝1600m - 3上)が行なわれた。このレースは下半期のマイル王を決める1戦である。


 ⑥サーロケ(Sir Roque)が重馬場を嫌って回避したため9頭立てとなったが、うち5頭がカテゴリーAの勝ち馬というハイレベルな1戦となった。前走で復活の勝利をおさめた絶対王者④ロダバーリョ(Rodaballo)が2.40倍で1番人気に支持された。サン・セバスティアンのカテゴリーAを勝った3歳牝馬⑩サムディリアン(Samedi Rien)が2番人気、上半期のマイル王⑤シンプリーストライキング(Simply Striking)が3番人気、今年はまだ勝ち星がない昨年の覇者③レサコン(Resacón)が4番人気と続いた。


 ⑨ブラーボ(Bravo)がレースを引っ張り、2番手の内に②プリンスハムレット(Prince Hamlet)、外に⑧スターオブベンガル(Star Of Bengal)が続いた。人気のロダバーリョは中団のラチ沿いで脚を溜めた。直線ではロダバーリョが抜け出して勝負ありと思われたが、道中は最後尾にいたヴァーツラフ・ヤナーチェク騎手のサムディリアンがとてつもない末脚で伸び、前にいた馬たちをまとめて差し切った。重馬場の勝ちタイムは1分38秒74。3/4馬身差の2着はロダバーリョ。3着には⑦スマッシュヒット(Smash Hit)が入ったが斤量違反で失格となり、4着入線のシンプリーストライキングが繰り上がった。



 サムディリアンは父ベイテッドブレス、母パンタイル、その父ピヴォタルという血統の3歳牝馬。2019年4月30日にアイルランドのハイド・パーク・スタッドで産まれた。


 2021年6月にフランスでデビューし、フランスでは5戦3勝の成績を残した。2022年よりスペインのイェグアーダ・ロシーオの所有が移り、ギリェルモ・アリスコレータ調教師の管理馬となった。スペイン・デビュー戦から連勝を飾って5月1日のバルデラス(1000ギニー)に出走したが、イニシュニー(Inishnee)の3着に敗れた。前走は8月にサン・セバスティアン競馬場で行なわれたゴビエルノ・バスコを走り、カテゴリーA競走を初勝利をおさめた。通算成績は12戦8勝。


 3歳牝馬によるイスパニダーの勝利は、2007年のソリータ(Solita)以来15年ぶりである。ソリータはカラコンティ(Karakontie)の半姉にあたる。




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