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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

スペインの短距離女王キティーマリオンを日本の吉田晴哉氏が落札


キティーマリオン(Kitty Marion)
写真:Guillermo Arizkorreta https://guillermoarizkorreta.com/hall-of-fame/


 タタソールズ・ディセンバー・メアー・セール2022に上場されたスペインのキティーマリオン(Kitty Marion)が14万ギニーで落札された。購入したのは日本の追分ファームの代表を務める吉田晴哉氏


 日本が現役のスペイン調教馬を購入するのはおそらく史上初めてのことである。また、スペイン人競馬記者のハイメ・サルバドール氏によると、セールに上場されたスペイン調教馬としてはおそらくスペイン競馬史上最高額の落札だろうと述べた。



 キティーマリオンは父イフラージ、母プリティープリモ、その父カイラシーという血統の6歳牝馬。2016年3月13日にイギリスで産まれた。近親にはウートンバセット(Wootton Bassett)がいる。


 2020年3月15日にフランスでデビューした。フランスではデビュー勝ちを含む3戦1勝という成績だった。


 同年7月のタタソールズ社のセールでスペインのファクトール・ソルプレサに3000ギニーで購入され、スペインのギリェルモ・アリスコレータ調教師の管理馬となった。スペインでは2021年10月17日のカテゴリーA競走ルバン(芝直1200m - 3歳以上)を勝利するなど、8戦して4勝をあげた。


 キティーマリオン最大の激走は2021年9月4日に起こった。ドイツのGⅢゴルデネ・パイチェ(芝1200m - 3歳以上)に遠征し、マジェスティックコルト(Majestic Colt)をクビ差おさえて逃げ切り勝ちをおさめた。アリスコレータ調教師にとって初めての重賞勝利となった。


 今年10月8日にニューマーケット競馬場で行なわれたリステッド競走がラストランとなった。結果は11着。レース後、アリスコレータ調教師は現役引退とタタソールズ社への上場を明らかにした。


 わずか3000ギニーでスペインにやってきた馬が、9万ユーロ以上の獲得賞金と14万ギニーもの落札額を産み出した。馬主孝行な馬である。


【豆知識】

  • ギリェルモ・アリスコレータ調教師はスペインのNo.1調教師。イオリッツ・メンディサーバル騎手の幼馴染で親友。スペインでアマチュア騎手をした後、イギリスに渡ってルカ・クマーニ調教師のアシスタントトレーナーを務めた。当時担当していた馬がアルカセット。2005年のジャパンカップを勝ったあのアルカセットである。

  • キティーマリオンの馬主の1人がカルロス・ルイス・オカーニャ氏である。この人物はサッカーのリーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)の広報部長(コーポレート・コミュニケーション部門長)を務めている。


■ カテゴリーA競走ルバン


■ GⅢゴルデネ・パイチェ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

Instagram : @kinoshita_koya1024

Mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

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