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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

アロゲート産駒がスペイン初出走・初勝利、マジック・マルティネスにマドリード最後の勝利を贈る

 スペイン競馬開催最終日となった12月29日のマドリード・サルスエラ競馬場2R(ダ1700m - 2歳)で、アロゲート産駒がスペイン初出走を果たした。名前はクイックリフレックス(Quick Reflex)。ホセ・ルイス・マルティネス騎手を背に最内枠からハナを切ると、2着に9 1/2馬身もの差をつけて圧勝した。良馬場の勝ちタイムは1分46秒01。


「この結果には驚いている。身体が大きくてまだ緩いので、調教はあまりやらなかった。勝ちを意識した仕上げではなかったものの、馬の質が高ければ今日のような結果になる。強い調教はさせたくなかったが、今日のレースが良い感じに強めの追い切りになってくれた。2000ギニーに向かうか、ダービーを目指すか、今後のことは何も決まっていない。長い距離が向いていると思う。これから適距離を見極めていく。素晴らしい馬だが、もっと成熟しなければならない」と、同馬を管理するM&Mレーシングはコメントした。



 クイックリフレックスは父アロゲート、母インスタントリフレックス、その父クオリティーロードという血統の2歳牡馬。2020年1月13日にアメリカで産まれた。


 スペイン馬主のセントゥリオンが、2019年のキーンランド9月セールでアロゲートとの仔を受胎したインスタントリフレックスを30万ドルで落札した。翌年産まれたクイックリフレックスはヨーロッパに渡り、2021年のアルカナ8月セールに上場された。しかし主取りとなったため、セントゥリオンの所有としてスペインでデビューすることになった。アロゲート産駒はこれがスペイン初出走・初勝利である。


 鞍上を務めたホセ・ルイス・マルティネス騎手、通称マジック・マルティネスはレース後のインタビューで「調教師から装蹄師にいたるまで、陣営はこの馬のデビューのためにとても苦労した。もう3歳になろうかという遅い時期のデビューだが、最高の初戦になったと思う。ダートのほうが向いている。ダートを使い続ければ良いところまで行けるだろう」と述べた。


 マルティネス騎手は今季かぎりでの現役引退を発表しており、これがマドリードでの最後の勝利となった。最終レースのパドックでは騎手たちが花道で彼を迎えた。今後はロダバーリョ(Rodaballo)と挑むサウジ・ドバイ開催を最後に鞭を置く予定である。


「普段とは異なる状況だった、とても楽しめた。一瞬一瞬を味わって幸せな時間を過ごせた。ファンにも騎手仲間たちにも感謝したい。自分のスポーツ選手としてのキャリアの中でもっとも美しい瞬間だった」と、彼は地元マドリードでの最終日を振り返った。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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