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ボルハ・ファヨス騎手が薬物使用により7ヶ月の騎乗停止

 スペイン競馬界に衝撃が走った。スペインのトップジョッキーであるボルハ・ファヨス騎手の薬物使用が明らかとなったのである。


 2022年11月7日、ファヨス騎手はフランスのボルドー・ル・ブスカ競馬場8Rに騎乗した。そのときに採取された同騎手の検体から、コカインとフロセミドの陽性反応が出た。


 調査の結果とファヨス騎手が使用を認めたことから、フランス・ギャロはファヨス騎手に対して7ヶ月の騎乗停止処分を言い渡した。フランス・ギャロはスペイン・ジョッキークラブに対しても騎乗停止を適用するように求めたため、ファヨス騎手は本拠地であるスペインでも騎乗することができない。



 ボルハ・ファヨス騎手はスペインの競馬メディア『ア・ガロパール(A Galopar)』に対して次のように述べた。


「家族、応援してくれるファン、そして、自分のことを信頼してくれていた馬主と調教師に謝罪する。長年にわたって重荷のようなものを感じており、それで間違った行為をしてしまった。心の中にモチベーションを低下させる陰りのようなものを抱えている。健康面に関することである。騎手を始めてから22年間も体重調整に苦労してきた。本当に長い間減量と戦い、すっかり疲れ果ててしまった。ずっと人間らしい生活を送れていなかったので、ここで立ち止まり、競馬から離れて家族との時間を大切にする。もう二度と騎乗しないというわけではない。競馬は自分にとっての情熱である。しかし、今は休息が必要である。お金のためだけを動機に乗り続けることはしたくない。レースは自分にとってもっと大きな意味を持つものであり、その意味を再び理解したい。これからはアルバロ・ソト調教師の下で厩務員として働く。全力を尽くすつもりだし、真のボルハ・ファヨスを取り戻したい」


 ボルハ・ファヨス騎手はスペイン競馬界では人格者として知られている。落馬しそうになった騎手に肩を貸して馬上に復帰させてあげたり、新型コロナウイルスで競馬が中断したときには、自分の給料を厩務員たちに回し、自身は花屋と肉屋で配達のアルバイトをした。非常に人気のあるジョッキーであり、過ちを認めて謝罪したファヨス騎手に対して、ファンの間では支援の声があがっている。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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