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8歳馬ザウェイオブボニーが最後尾から大外いっきの末脚でサン・セバスティアンの連覇を達成


ザウェイオブボニー(The Way Of Bonnie)
写真:Hipódromo de San Sebastián(@HipodromoSnSn) https://twitter.com/HipodromoSnSn/status/1700933031983272175

 9月10日にスペインのサン・セバスティアン競馬場で行なわれたカテゴリーB競走サン・セバスティアン(芝2800m - 3歳以上)は、ヴァーツラフ・ヤナーチェク騎乗の3番人気ザウェイオブボニー(The Way Of Bonnie)が勝利した。


 道中は先頭から15馬身ほど離れた最後尾で脚を溜めると、直線では外ラチ沿いに進路を取り、大外いっきの末脚で前を行く6頭をごぼう抜きした。重馬場の勝ちタイムは3分7秒35。


 このところは故障に悩まされており、今回は11ヶ月ぶりの出走だった。久々を感じさせない豪快な走りを披露し、見事にカテゴリーB競走サン・セバスティアンの連覇を達成した。


 このレースには、サン・セバスティアン競馬場最大の競走であるカテゴリーA競走コパ・デ・オロ(芝2400m - 3歳以上)を優勝したイルデカメローネ(Il Decamerone)が、追加登録で出走して1番人気に支持されていた。だが、直線で伸びを欠いて4着に敗れた。



 ザウェイオブボニーは父ザウェイユーアー、母エアコート、その父エフィシオという血統の8歳騙馬。2015年4月5日にアイルランドで産まれた。


 2017年にイタリアでデビューした馬で、フランス、ドイツ、スイスでも出走経験がある。フランスではリステッド競走を制した実力馬。


 2021年5月からスペインで出走している。スペインでのレースは今回でちょうど10戦目。5勝、2着3回、3着1回と、一度も3着以内を外していない抜群の安定感を誇る。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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