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マホガニーが2022年最後の中南米GⅠイアン・レヴィCを優勝

 12月31日、ジャマイカのケイマナス・パーク競馬場でGⅠイアン・レヴィC(ダ1700m - 3歳以上)が行なわれた。2022年中南米競馬における最後のGⅠ競走である。


 ③レースカー(Rave Car)が取り消して8頭立てとなった。12月3日のGⅠムーテ・マイルの1,3,4,5着馬が人気上位を占めた。


 GⅠゴールドCの勝ち馬⑤マホガニー(Mahogany)が 1/1 で1番人気に支持された。GⅠムーテ・マイルを含むGⅠ出走機会3連勝中の⑥イクセシヴフォース(Excessive Force)と、今年GⅠを2勝している2021年の2冠馬⑨キャルキュラス(Calculus)が 3/1 で2番人気タイとなった。4/1 の4番人気には今年GⅠ2勝の⑧ジョーダンレインズ(Jodon Reign's)が続いた。


 ①アイヴゴットマジック(I've Got Magic)がハナを切り、マホガニーが2番手につけた。人気どころでは、ジョーダンレインズとイクセシヴフォースが並んで3番手を追走し、キャルキュラスはその後ろからの競馬となった。


 直線ではデーン・ドーキンス騎乗のマホガニーが抜け出すと、食らいつこうとするジョーダンレインズを楽に突き放して勝利をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分44秒20。


 5馬身差の2着にジョーダンレインズが入り、そこからさらに1/2馬身差の3着がイクセシヴフォースだった。キャルキュラスは伸びを欠いて6着に敗れた。



 マホガニーは父センセーショナルスラム、母メテオライト、その父トラディショナルという血統の5歳牡馬。2017年2月27日にジャマイカで産まれた。


 2019年11月16日にデビューし、3戦目で初勝利をあげた。初勝利から4連勝でジャマイカ3冠競走に挑んだが、2000ギニーで2着、セントレジャーで4着、ダービーで7着と結果を出せなかった。


 古馬になってからは短距離を中心に活躍。2021年は1100mのGⅡを馬身差で圧勝して重賞初制覇を飾った。2022年も好調を維持し、10月のGⅠゴールド・カップを優勝してGⅠ初勝利をおさめた。マイル以上のレースは3歳時以来2年ぶりだったが、成長を見せつけてあっさりと克服した。通算成績は23戦14勝(重賞4勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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