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GⅠアイリーン・クリゴット・メモリアルTはマホガニーが貫録勝ち


マホガニー(Mahogany)
写真:Quickgallop https://www.quickgallop.com/watch-a-polished-run-by-mahogany-caymanas-sat-feb-4-2023-8th/

 2月4日、ジャマイカのケイマナス・パーク競馬場でGⅠアイリーン・クリゴット・メモリアル・トロフィー(ダ1300m - 3歳以上)が行なわれた。2023年ジャマイカ最初のGⅠ競走である。


 5頭立てと少頭数での開催となった。2022年最後のGⅠ競走だったイアン・レヴィCを快勝した①マホガニー(Mahogany)が 1-5 という圧倒的な1番人気に支持された。だが、実績があることによって、最軽量馬とは13kgも重い57kgの斤量を背負わされた。これがどう影響するか。


 ②キングアーサー(King Arthur)と⑤デューク(Duke)はGⅠ馬である。③シーズマイデスティニー(She's My Destiny)は唯一の牝馬として出走する。


 レースは3番人気のシーズマイデスティニーがハナを切り、マホガニーは2番手を追走した。後続は④カーリンズアフェアー(Curlin's Affair)、キングアーサー、デュークという隊列で進んだ。


 デーン・ドーキンズ騎乗のマホガニーは、直線半ばで楽々とシーズマイデスティニーを捕まえると、10kgの斤量差を感じさせない貫録の走りで2 3/4馬身差の快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分19秒40。


 2着にはシーズマイデスティニーが粘った。そこから1/4馬身差の3着には2番人気のデュークが入った。



 マホガニーは父センセーショナルスラム、母メテオライト、その父トラディショナルという血統の5歳牡馬。2017年2月27日にジャマイカで産まれた。


 2019年11月16日にデビューし、3戦目で初勝利をあげた。初勝利から4連勝でジャマイカ3冠競走に挑んだが、2000ギニーで2着、セントレジャーで4着、ダービーで7着と結果を残せなかった。


 古馬になってからは短距離を中心に活躍。2021年8月3日に行なわれた1100mのGⅡを8 1/2馬身差で圧勝して重賞初制覇を飾った。2022年は10月のGⅠゴールド・カップと12月のGⅠイアン・レヴィCを優勝。今回の勝利でGⅠ通算3勝目をあげた。通算成績は24戦15勝(重賞5勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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