• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

南米血統が先週の土曜日に日本で輝いた

この記事は3月14日にチリの競馬メディア『エル・トゥルフ(El Turf)』に掲載された"La sangre sudamericana tuvo un próspero fin de semana en Japón"を翻訳・一部改編したものになります。

 

先週土曜日の日本開催で、南米産の牝馬を母に持つ4頭が1着でゴール板を駆け抜けた。我々の地域の遺伝子が、ますます成長している日出ずる国の競馬産業における影響力を増していることを再確認する結果となった。



 日本の主要な生産牧場で繋養されている繁殖牝馬の一覧を見れば、南米牝馬の存在感が増していることに気づく。アルゼンチン産の牝馬が中心だが、チリ産やブラジル産の牝馬も含まれる。


 南米牝馬に対する市場は賑わっている。産駒たちは重要なレースで結果を残し、高いレベルにある日本の血統と充分に競うことができている。先週の土曜日は「南米牝馬フェスティヴァル」と称していいほど素晴らしい結果がもたらされた。


 始まりはダート2000mで行なわれた阪神競馬場3Rだった。アルゼンチン牝馬キャンディネバーダの仔であるニューダイアリーズが、ワンアンドオンリー産駒のシャンバラにクビ差で勝利した。1800mで4戦連続の2着を経て、5戦目での未勝利脱出となった。馬主は社台ファーム、鞍上は松山弘平騎手、管理するのは杉山晴紀調教師である。


 阪神競馬場4Rでもアルゼンチン血統が輝いた。ミスセレンディピティの仔であるダノンフューチャーが1着でゴールした。ダート1800mの3歳未勝利という条件で争われたこのレースで、ノーザンファームが生産したこの馬の手綱を握ったのは川田将雅騎手だった。道中は内ラチ沿いの3番手を進み、最後の直線で末脚を伸ばし、ハナを切ったショウグンをゴール前でとらえてクビ差の勝利をおさめた。ダノンフューチャーは7戦目での初勝利となったが、これまでも掲示板は外しておらず、2着3回、3着2回、5着1回という戦績だった。


 アルゼンチン牝馬にとってのトリを飾ったのが、3冠馬アメリカンファラオとアルゼンチンGⅠ馬スウィーティーガールの仔エレファンティネである。単勝252.20倍という驚きのオッズにもかかわらず、下河辺隆行氏の所有馬はダート1200mで行なわれた中山競馬場8Rで低評価を覆す走りを披露した。


 土曜日に勝利をおさめたのはアルゼンチン牝馬だけではない。中京競馬場5Rの未勝利戦では、偉大なディープインパクトとチリのサボールアトリウンフォとの間に産まれたレッドバリエンテが白星をあげた。サボールアトリウンフォは2013年にチレ競馬場で行なわれたGⅠラティーノアメリカーノの優勝馬である。


 東京ホースレーシングの勝負服を着て出走したレッドバリエンテは、これまで2戦して阪神競馬場のデビュー戦で3着、中京競馬場での2戦目で5着だった。距離はいずれも芝2000mである。今回は距離を2200mに伸ばすと、中内田充正調教師の管理馬は優れた距離適性を見せ、2着のミッキーフローガに3/4馬身差をつけて勝利した。レッドバリエンテはサボールアトリウンフォにとって初めての勝ち上がり馬となった。


El Turf / Sebastián Bravo L. (@sebabravol)




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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