• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

3歳馬ミベシーノがメキシコ最大の競走を制して新王者に輝く


写真:Hipódromo de Las Americas(@hipodromomex) https://twitter.com/hipodromomex/status/1441972968616349696

 9月25日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠハンディキャップ・デ・ラス・アメリカス(ダ1911m - 3歳以上)が行なわれた。このレースはメキシコ最大のGⅠ競走である。


 レースは13頭立てとなった。昨年の覇者アヒヴァールアスキファール(Ahivar Asquifar)、昨年3着だったGⅠ3勝のエルサント(El Santo)、同じくGⅠ3勝のポルタテセリオ(Pórtate Serio)ら古馬勢に加えて、今年のメキシコ・ダービー馬ヘッドマスター(Headmaster)、そのヘッドマスターを破ってGⅠを勝ったミベシーノ(Mi Veciono)の3歳勢が参戦するなど、現時点でのメキシコ有力馬が一堂に会した。


 ホセ・ルイス・カンポス騎乗の7番人気⑦ミベシーノがハナを奪い、ガウデンシオ・デ・ヘスース騎乗の6番人気⑧アヒヴァールアスキファールが2番手につけるという展開となった。結局2頭の争いは直線に入っても続き、猛追するアヒヴァールアスキファールをミベシーノが半馬身差しりぞけて優勝した。勝ちタイム1分58秒2/5は、2018年9月29日にハラハラ(Jala Jala)が出した1分58秒4/5を上回るメキシコ・レコードだった。3着には1番人気のエルサントが入った。


 ミベシーノは父ジャックミルトン、母ベストオブタイムズ、その父マインシャフトという血統のアメリカ産馬。2018年3月18日に産まれ、クアドラS.C.の所有となった。


 2020年10月9日のデビュー戦を勝利すると、2歳時は4戦3勝、GⅡ2勝という好成績をおさめた。3歳初戦となった今年5月14日の条件戦を11 1/2馬身差で圧勝すると、そこから3連勝でメキシコ牡馬3冠競走の2戦目GⅠジョッキークルブ・メヒカーノ(ダ1709m - 3歳)を優勝した。前走GⅠデルビー・メヒカーノ(ダ1810m - 3歳)ではヘッドマスターの2着に敗れたが、今回の大舞台でヘッドマスターどころか古馬も置いてけぼりにし、一気にメキシコ競馬の頂点に立った。なお、鞍上のホセ・カンポス騎手は2013年のダーイ(Dahy)、2018年のイゴール(Igor)に続いてこのレース3勝目である。


 次走は未定だが、12月4日にプエルトリコのカマレーロ競馬場で開催される中米・カリブ海地域の最強馬決定戦『セリエ・イピカ・デル・カリベ(カリビアン・シリーズ)』に向かうものと思われる。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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