• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ヌリクの牝馬3冠ならず、伏兵パスクアリータがGⅠディアマンテを制す

 7月23日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠディアマンテ(ダ1709m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはメキシコ牝馬3冠競走の最終戦となっている。


 史上6頭目の牝馬3冠を懸けて出走する⑤ヌリク(Nulik)に、3冠阻止に燃える7頭が挑む構図となった。対抗馬の最有力と見られたのが⑥スーペルイヴォンヌ(Súper Ivonne)である。牝馬2冠目の前走GⅠエスメラルダでは他馬の露骨な妨害に遭い、デビューから6戦目にして初の黒星を喫した。有力馬主GLの2頭とサン・ホルヘの2頭もヌリクの前に立ちはだかった。


 ②aオクタビア(Octavia)が発馬直後から外に進路を取り、2番人気ヌリクと1番人気スーペルイヴォンヌの妨害に向かった。3頭が競うようにハナを争った結果、前半400mが23.0、800mが47.1という暴走的なペースとなった。これでは先行勢が耐えられるはずもなく、ヌリクは早々に脱落した。スーペルイヴォンヌは直線でも粘ったが、徐々にポジションを上げていったミゲル・アンヘル・ロドリゲス騎乗の人気薄④パスクアリータ(Pascualita)が楽に差し切った。勝ちタイムは1分49秒40。2着には内から追い込んだ伏兵③ディスクリートアナライズ(Discreet Analyze)が入り、3着はスーペルイヴォンヌだった。


 パスクアリータは父ビッグアップル、母ロバンドミラーダス、その父アルドという血統の3歳牝馬。メキシコのイグナシオ・ボルケス・サスエタ氏の下で2019年4月20日に産まれた。


 2021年9月10日のデビュー戦を白星で飾った。その後は重賞で5着、3着、6着と苦しみ、2歳時は4戦1勝で終わった。明け3歳初戦を勝利したが、牝馬1冠目のGⅡルビーでは2着、2冠目のGⅠエスメラルダでは3着に敗れた。今回は人気薄での出走だったが、有力馬が巻き込まれた無謀なハイペースを活かし、見事に重賞初勝利をGⅠの大舞台で飾った。通算成績は9戦3勝(重賞1勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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