• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

メキシコ最大の競走ハンディキャップ・デ・ラス・アメリカスはエルサントが差し切る

 9月24日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠハンディキャップ・デ・ラス・アメリカス(ダ1911m - 3歳以上)が行なわれた。このレースはメキシコ最大の競走とみなされている。


 今年は13頭が出走した。3冠馬イニエスタ(Iniesta)は中米選手権出走のため回避となったが、メキシコの有力馬が勢ぞろいした。昨年の勝ち馬でGⅠ3勝の⑩ミベシーノ(Mi Vecino)を筆頭に、①ヘッドマスター(Head Master)、①aインペリアルレッド(Imperial Red)、③タレントーソモーツァルト(Talentoso Mozart)、⑤エルサント(El Santo)といったGⅠ馬が出走した。牝馬の⑦プレシオーササフィーロ(Preciosa Zafiro)も同日の牝馬GⅠではなくこちらに回った。また、レトルスカ(Letruska)を所有するサン・ホルヘ陣営はアメリカから③aチョコレートバー(Chocolate Bar)を送りこんだ。


 前走と同じようにプレシオーササフィーロが飛ばし、2番手にインペリアルレッドがつけた。その後ろにチョコレートバー、⑨ウアチコル(Huachicol)と続いた。3コーナーでプレシオーササフィーロが脱落。代わってインペリアルレッドが先頭に立って粘りこみを練った。しかし、道中は中団の内に控えていたハビエル・マティアス騎乗のエルサントが、インペリアルレッドを内側から差し切って勝利した。重馬場の勝ちタイムは2分0秒80。連覇を狙ったミベシーノは3着だった。


「本当に嬉しい。3度目の正直が叶ってウィナーズサークルに立つことができた(※エルサントは2020,21年とこのレース3着)。この勝利は応援してくれるファンと家族のおかげである」と、ハビエル・マティアス騎手は述べた。


 エルサントは父テイクチャージインディー、母シルヴァーニシ、その父ニューメラスという血統の6歳牡馬。2016年2月20日にメキシコのルイス・ミゲル・アルボレス氏が生産した。


 2018年9月22日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。2歳時はGⅠを2勝、3歳時もGⅠロマ・デ・ソテーロを勝つなど、世代のトップホースとして活躍した。昨年はプエルトリコで開かれた中米選手権コンフラテルニダー・デル・カリベに遠征し、後方から大まくりを決めて優勝した。今年は2戦して3,2着とあと一歩が続いていたが、大舞台で中米王者の意地を見せた。通算成績は19戦10勝(重賞4勝)。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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