• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ティロテオがGⅠロベルト・A・ルイスを制して世代最初のGⅠ馬に


ティロテオ(Tiroteo)
写真:Hipódromo de las Américas(@hipodromomex) / Miguel Spinozsa https://twitter.com/hipodromomex/status/1586587595777216512


 10月29日、メキシコのラス・アメリカス競馬場でGⅠロベルト・A・ルイス(ダ1609m - 2歳内国)が行なわれた。メキシコで最初の2歳GⅠになる。


 ②ジャガー(Jagger)が取り消し、今年は5頭で争われた。5頭中4頭が1勝馬という混戦で、③ティロテオ(Tiroteo)、唯一の2勝馬④デルタデルニーロ(Delta Del Nilo)、⑥ジャックポット(Jackpot)の3頭が人気を集めた。


 デルタデルニーロ、⑤バンボレオ(Bamboléo)、ジャックポットが外枠から先手を主張したが、結局ティロテオが最初のカーブで先頭に立った。ほとんど並んだ2番手にデルタデルニーロがつけた。最終コーナーでは5頭が密集する混戦となったが、ルイス・エルナンデス騎乗のティロテオが直線で後続を突き放すと、①ダハビーヤ(Dahabiya)の追撃もしのいで優勝した。勝ちタイムは1分41秒80。3着はデルタデルニーロだった。


 鞍上のルイス・エルナンデス騎手は「騎乗依頼をしてくれた馬主に感謝したい。とても嬉しい。日々の努力と仕事がこの結果に結びついたと思う」と述べた。馬主のミゲル・エステバン氏は「とても良い走りだったし、感動的なレースだった。ホセ・サンチェス調教師が素晴らしい仕事をしてくれたおかげである」と述べた。ティロテオはレース前に転厩したばかりである。



 ティロテオは父ディジョルジオ、母マークズレインボー、その父サマースコールという血統の2歳牡馬。2020年2月3日にメキシコのポソ・デ・ルナ牧場で産まれた。父のディジョルジオはアルゼンチンGⅠ馬で、2015年にアメリカで現役を引退し、その後ポソ・デ・ルナ牧場で種牡馬入りした。これが産駒のGⅠ初勝利である。


 2022年6月17日にデビューしたが、5戦して2着3回、3着2回とあと一歩届かない競馬が続いた。前走の未勝利戦でようやく初勝利をあげると、勢いそのままに今回のGⅠ制覇となった。通算成績は7戦2勝(重賞1勝)。


 ポソ・デ・ルナ牧場を運営するメキシコ人のホセ・セリージョ氏は、アルゼンチンにも同名の拠点を持っている。アルゼンチンのポソ・デ・ルナ牧場で産まれたのがBCディスタフに出走するブルーストライプ(Blue Stripe)であり、陣営にとって大舞台に弾みをつける勝利となった。




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