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パナマ3冠開幕戦ファミリア・デルバジェはミステルサンティが制す


ミステルサンティ(Mr. Santi)
写真:Hipódromo Presidente Remón https://www.instagram.com/p/ChOAbtLp1tG/

 8月13日、パナマのプレシデンテ・レモン競馬場で第83回アルトゥーロ・エリック・マックス・エリック・アルトゥーロ・イ・エリック・アントニオ・デルバジェ(ダ1800m - 3歳)が行なわれた。ファミリア・デルバジェと略して呼ばれるこのレースは、パナマ3冠競走の初戦となっているだけでなく、12月に開かれる中米選手権クラシコ・デル・カリベの代表選抜レースとなっている。


 今年は12頭立てとなった。レースは③ホセデラクルス(José De La Cruz)がハナを切り、2番手に⑥セニョールラモス(Señor Ramos)がつけた。向こう正面では馬群が横に広がり、5頭ほどが先頭を争った。3コーナーでマイケル・カスティージョ騎乗の⑤ミステルサンティ(Mr. Santi)が先頭に立つと、直線でも後続を突き放して優勝した。勝ちタイムは1分55秒27。2着はミステルサンティと一緒に上がっていった⑫ソルクンヘイ(Sol Kung Hey)が入り、3着は最内から抜けた⑩エルグランジャンマルコ(El Gran Gianmarco)だった。


「調教師と馬主の方々に感謝する。馬が残り600mで力強く伸びてくれたおかげで勝利することができた」と、マイケル・カスティージョ騎手は振り返った。


 ミステルサンティは父ジャガーポー、母グリゴーラ、その父チャーリーという血統の3歳牡馬。2019年にパナマのサン・ミゲル牧場で産まれ、フェアー・グラウンズ・ステーブルの所有となった。管理するのはルイス・パス・ロドリゲス調教師。


 今回の勝利で通算成績を6戦4勝、2着1回、3着1回とした。12月にベネズエラで行なわれるクラシコ・デル・カリベの出走権はポイント制となっており、ミステルサンティは5ポイントを加算した。2着には3ポイント、3着には1ポイントが与えられる。「まだ2冠残っている。2冠目に集中する」とロドリゲス調教師が述べたように、次走は2冠を目指して9月のアウグスト・サムエル・ボイド(ダ1800m - 3歳)に出走する。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)


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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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