top of page

ラエンペラトリスがGⅡファミリア・ドゥケを勝って無敗でパナマ牝馬2冠を達成

 6月10日にパナマのプレシデンテ・レモン競馬場で行なわれた牝馬3冠競走の2戦目GⅡトマス・ガブリエル・ドゥケ・イ・トマス・ガブリエル・アルタミラーノ・ドゥケ(ダ1700m - 内国3歳牝馬)は、ジョニス・ラッソ騎乗の1番人気⑦ラエンペラトリス(La Emperatriz)が勝利した。


 外枠からじわじわと上がって2番手を取ったラエンペラトリスは、3コーナーで早くも先頭を捕まえると、直線では馬場の中央まで膨らみながらもよく伸びて快勝した。勝ちタイムは1分48秒62。


「とても嬉しい。夢の中を生きているみたいだ。これほどのレベルの馬を所有することは競馬に携わる者すべての夢である。今日は外枠だったので少し難しいレースになった。しかし、神のおかげもあって、持っている能力を発揮して無敗を守ることができた。このまま健康であってほしい。パナマ代表として中米選手権(オークス)に行きたい。この馬に関係するすべての人々に感謝する」と、馬主のマイケル・ガルシーア氏は述べた。



 ラエンペラトリスは父スマートディーエヌエー、母リクーラ、その父ウィートンという血統の3歳牝馬。2022年10月30日のデビュー戦を8馬身差、11月20日の2戦目を8 1/2馬身差、12月31日の3戦目を8馬身差と、圧倒的な強さで2歳戦を終えた。


 今年は4月22日のレースから始動して4 1/4馬身差の快勝。5月13日に行なわれたパナマ牝馬3冠競走の初戦となるGⅡテミストクレス・ディアスでも楽々と勝利をおさめた。


 今回の勝利によって、ラエンペラトリスは6戦6勝と無敗で牝馬2冠を達成した。7月15日に行なわれるGⅡラウール・アランゴ・ラウール・アランゴ・イ・ロベルト・アランゴ・チアーリで無敗の牝馬3冠を目指す。


 また、パナマ牝馬3冠競走は12月にパナマで開催される中米選手権ダマ・デル・カリベ(中米オークス)の選抜競走にもなっている。ポイントを加算したラエンペラトリスが代表馬に選ばれるのはほぼ確定であり、地元代表として中米オークスに挑むことになるだろう。



 

☆チリの名種牡馬ヒューソネット(Hussonet)の名前がつけられたチリワインが日本でも購入できます。ぜひお試しあれ!


 

内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。活動のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

  • X
  • Instagram
  • スレッド
  • note
  • Amazon
  • Ko-fi

CATEGORY

bottom of page