• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

スーペルナオがGⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョスを制してペルー2冠を達成


写真:CONTACTO HÍPICO https://contactohipico.pe/super-nao-ratifica-su-dominio-generacional-ya-es-doblecoronado/

 10月10日、ペルーのモンテリーコ競馬場でGⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョス(ダ2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはペルー4冠競走の第2戦目にあたる。


 9頭中6頭が前走GⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)からの出走となった。そのときの着差を考えると、勝ち馬の④スーペルナオ(Súper Nao)と2着だった⑦エリータス(Eliitas)の2強と予想された。


 発走直後に事故が起こる。ポージャ・デ・ポトリージョスで3着だった③サレン(Saren)が躓き、ロイ・メルガレホ騎手が落馬、競走中止となった。レースは①ソルプレシーボ(Sorpresivo)が逃げ、2番手にマルティン・チュアン騎乗のエリータスがつけた。ホセ・レジェス騎乗のスーペルナオは前から5,6番手で構えた。3コーナーで早くもエリータスが先頭に立つと、スーペルナオも追い上げを開始した。エリータスは残り100m地点まで粘ったが、残り50mのところでスーペルナオがようやく捉え、1 1/2馬身の差をつけて差し切り勝ちをおさめた。勝ちタイムは2分8秒80。2着にエリータスが、そこから5馬身離れた3着に⑤スレイマン(Suleiman)が入った。


「直線で手前が替わるまで追い出しを待つというのが調教師の指示だった。残り200mのところで勝利を確信した」と、鞍上のレジェス騎手はレースを振り返った。


 また、同馬を生産したフィルマメント牧場のエセキエル・バジェ氏は、「マスターカラス(Master Kalath)がペルーのGⅡを勝ち、アメリカでは我々の牧場で供用されていたヒットイットアボムとスーパーセイヴァーの産駒が重賞を勝った。そして、スーペルナオが再びペルーのGⅠを勝ってくれた。素晴らしい1日となった」と述べた。


 スーペルナオは父スーパーセイヴァー、母ロイヤルトップ、その父ジャイアンツコーズウェイという血統の3歳牡馬。2018年10月7日にアルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。半姉には今年のGⅠパンプローナ(芝2000m - 3歳以上牝馬)を優勝し、BCフィリー&メアターフに出走予定のレイナデモジェンド(Reina De Mollendo)がいる。


 デビュー2戦目で初勝利をあげると、リステッド競走で2着を経て、前走GⅠポージャ・デ・ポトリージョスを優勝した。エリータスの他に対抗馬は見当たらず、問題は2000mという距離だけだったが、難なく克服してみせた。通算成績は5戦3勝(重賞2勝)。


 スーペルナオはこれでペルー2冠馬となった。昨年もニュルンベルク(Nuremberg)が2冠を達成しており、2年連続での2冠馬誕生である。11月のGⅠナシオナル(ダ2400m - 3歳)で、2006年ミュラー(Müller)以来となるペルー3冠を目指す。




 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.keiba-latinamerica.com/donation