• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

スーペルナオが15年ぶりとなるペルー3冠を達成


写真:Contacto Hípico https://contactohipico.pe/super-nao-se-adueno-de-la-gloria-ya-es-triple-coronado/

 11月21日、ペルーのモンテリーコ競馬場でGⅠデルビー・ナシオナル(ダ2400m - 3歳)が行なわれた。このレースはペルーのダービーに相当し、ペルー4冠競走の第3戦目にあたる。


 今年は10頭が出走したが、注目を集めたのは2頭だった。2冠を達成した⑥aスーペルナオ(Súper Nao)が3冠なるか。はたまた、2冠いずれもスーペルナオの2着に敗れた⑤エリータス(Eliitas)が逆転なるか。


 レースは大外枠から発走したホセ・レジェス騎乗のスーペルナオが、最初のコーナーの手前でハナを奪う展開となった。2番手には②スレイマン(Suleiman)、3番手に⑥マティアスイグナシオ(Matias Ignacio)が続き、4,5番手の内にエリータスが控えた。スーペルナオは絶好の手応えで4コーナーを曲がると、直線では後続を引き離す一方だった。終わってみれば、2着のスレイマンに6馬身差をつける快勝をおさめた。良馬場の勝ちタイムは2分34秒85。2着からさらに8 1/2馬身差の3着には、一時後方まで下がったマティアスイグナシオが盛り返した。エリータスは勝ち馬から16 3/4馬身も離れた4着だった。


「行きっぷりが非常に良かった。最初の数百メートルでは馬を抑えようとしたが、他の馬との兼ね合いでハナに立ってしまった。なので手綱を緩めた。そうしたら、すべてが上手く行った。管理するアルフォンソ・アリアス調教師に感謝する。また、私の母にもこの勝利を捧げたい。私のことをいつも支えてくれた」と、鞍上のホセ・レジェス騎手は述べた。彼にとってこれが初めてのダービー制覇である。アリアス調教師は3度目となる。


 スーペルナオは父スーパーセイヴァー、母ロイヤルトップ、その父ジャイアンツコーズウェイという血統の3歳牡馬。2018年10月7日にアルゼンチンのフィルマメント牧場で産まれた。半姉には今年のGⅠパンプローナ(芝2000m - 3歳以上牝馬)を勝ったレイナデモジェンド(Reina De Mollendo)がいる。


 今年5月22日に競走馬としてデビューし、2戦目で初勝利をあげた。4戦目のGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)で重賞初勝利をあげると、続くGⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョス(ダ2000m - 3歳)、そして今回のGⅠデルビー・ナシオナルも制し、ペルー3冠を達成した。3冠馬の誕生は2006年のミュラー(Muller)以来15年ぶりである。


 次走は12月19日にモンテリーコ競馬場で行なわれるGⅠアウグスト・B・レギーア(芝2800m - 3歳)が濃厚である。勝利すれば、1992年のスタッシュ(Stash)以来29年ぶり、ペルー競馬史上4頭目のペルー4冠馬となる。馬場変更と400mの距離延長を克服できるかが鍵になりそうだ。




 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.keiba-latinamerica.com/donation