
木下 昂也(Koya Kinoshita)
ペルーの名母レランシーナが老衰のため23歳で死去

写真:Haras Gina Santa Rosa - Oficial https://www.facebook.com/photo?fbid=685795263134628&set=a.603735424673946
現地時間12月6日の深夜、ペルーのヒーナ・サンタ・ロサ牧場で繋養されていたレランシーナ(Relancina)が老衰のため23歳で亡くなった。同牧場が Facebook で明らかにした。
レランシーナは父デヴィルズバッグ、母ディフェンススペンディング、その父スペンドアバックという血統。1999年3月6日にアメリカで産まれた。母のディフェンススペンディングは2002年より日本で繁殖牝馬となった。
2000年のキーンランド・セプテンバー・セールで8000ドルで取引され、ペルーで競走生活を送ることになった。現役時代の成績は6戦2勝。
現役引退後はペルーのヒーナ・サンタ・ロサ牧場で繁殖入りした。2020年に繁殖から引退するまで13頭の産駒を輩出。2007年にアプレンティスとの間に誕生したファヒードジュニア(Fahed Jr.)は、2010年にGⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョスとGⅠデルビー・ナシオナル(ペルー・ダービー)の2冠を達成した。
「レランシーナは健康状態に問題を抱えており、こうなることは覚悟していた。我々だけでなく、ペルー生産界にとっても非常に残念な出来事である。ヒーナ・サンタ・ロサという牧場にとって、レランシーナという存在が意味するものは大きい。同じく牧場に貢献してくれた種牡馬アプレンティスの隣に埋葬するつもりだ」と、ヒーナ・サンタ・ロサ牧場を運営するジャン・フランコ・バラレーソ氏は述べた。
今年はレランシーナに加えて、2020年のダービー馬ノビジェーロ(Novillero)の母であるコロリーナ(Colorina)、GⅠ3勝のニュルンベルク(Nuremberg)の母イーダム(Yidam)といったペルーの名繁殖牝馬が亡くなった。
■ ファヒードジュニアが勝った2010年のデルビー・ナシオナル
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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