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ペルーの鞭ルールが修正、最大12発までに

 12月16日、アルゼンチンのブエノスアイレスで南米競馬機構(OSAF)の会合が開かれた。2023年の南米選手権GⅠラティーノアメリカーノがアルゼンチンのサン・イシドロ競馬場で開催されることの承認や、10月にパリで開催された国際競馬統括機関連盟(IFHA)の会議の報告が行なわれたことに加えて、鞭の使用に関するルールが議題にのぼった。


 OSAF は2019年と2020年に『鞭の使用に関する南米競馬機構による推奨(Recomendación de OSAF sobre el uso de la fusta)』を発表している。今回の会合では、加盟国のすべての競馬場に対して OSAF や IFHA が推奨する鞭ルールを適用するように改めて求められた。



 ペルーの競馬メディア『デ・ガローペ・ラルゴ(De Galope Largo)』によると、この会合を受け、ペルーのモンテリーコ競馬場は来年1月から鞭のルールを修正する。修正により以下のことが定められた。

  • 1レースにつき最大12発まで

  • レース前の鞭の使用禁止

  • 馬の頭や肩より上の部位への使用禁止

  • 馬が怪我をするほど力を入れての使用禁止

  • 勝敗や着順が明らかになった場合での使用禁止

  • スタートしてから最初の100mでの使用禁止

  • 他馬を妨害する目的での使用禁止

 これらは OSAF が推奨しているルールとほぼ一致する。


 違反者には罰則が科される。1回目は警告、2回目は罰金、3回目は罰金の増額となり、4回目からは騎乗停止処分となる。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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