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ペルー3冠馬パラディグマがアメリカに移籍【追記】ピロプラズマにより渡米中止

 1月25日、ペルーの競馬表彰であるポスティン賞の受賞式が開かれた。年度代表馬には昨年の3冠馬パラディグマ(Paradigma)が選出されたが、その際に陣営から同馬のアメリカ移籍が発表された。


 アメリカではチリ人のアマドール・サンチェス調教師の管理馬となる。サンチェス調教師の下には、同じくペルーから移籍したスーペルコリント(Súper Corinto)とセリーナカイル(Selina Kyle)がいる。正確な渡米日は決まっていないが、ペルーの競馬メディア『エル・クラック(El Crack)』は2月後半ではないかと予想している。



 パラディグマは父パワーワールド、母フェリシダー、その父フランダーズフィールズという血統の3歳牡馬。2019年8月15日にペルーのサン・パブロ牧場で産まれた。


 2022年6月19日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。GⅠポージャ・デ・ポトリージョス、GⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョス、GⅠデルビー・ナシオナルを勝利し、2021年のスーペルナオ(Súper Nao)に続いて2年連続でペルー3冠を達成した。


 12月18日のGⅠナシオナル・アウグスト・B・レギーアで4冠に挑んだが、芝と長距離に苦戦して11頭立ての9着と大敗した。3冠を達成したことで、2022年のペルー代表馬と最優秀3歳ダート牡馬に選出された。通算成績は7戦4勝(重賞3勝)。


※追記

ペルーの競馬メディア『デ・ガローペ・ラルゴ(De Galope Largo)』によると、渡米前の検査でピロプラズマが判明した。移籍は中止となり、今後はペルーで現役を続行する。


■ GⅠポージャ・デ・ポトリージョス


■ GⅠリカルド・オルティス・デ・セバージョス


■ GⅠデルビー・ナシオナル



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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