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GⅠアグスティン・メルカード・レベロンは伏兵レーシングドリームがまさかの差し切り勝ち

 12月11日、プエルトリコのカマレーロ競馬場でGⅠアグスティン・メルカード・レベロン(ダ1700m - 2歳外国)が行なわれた。このレースには2歳の外国産馬のみが出走できる。


 レースは10頭立てで行なわれた。⑤マンダヴリーウォーリアー(Mandavlee Warrior)がハナを切ったが、向こう正面で⑥ロンドンゴースト(London Ghost)が先頭を奪った。3番手には1番人気の①モダニスティック(Modernistic)がつけ、その後ろに⑦ハスキードライヴァー(Husky Driver)が続いた。


 直線でモデルニスティックが抜け出した。このまま勝負ありかと思われたが、道中は中団に控えていたジーン・ディアス騎乗の伏兵⑩レーシングドリーム(Racing Dream)が差し切り勝ちをおさめた。勝ちタイムは1分47秒69。


 2着には最内に進路を取ったハスキードライヴァーが入った。1番人気のモダニスティックは最後に垂れて3着に敗れた。



 レーシングドリームは父ジェズズドリーム、母プリンセサミーア、その父レイデカフェという血統の2歳牡馬。2020年3月9日にアメリカで産まれた。2022年6月のセールで2万5000ドルで取引され、プエルトリコで競走生活を送ることになった。


 2022年10月8日のデビュー戦を白星で飾ったが、単勝オッズ39.85倍という人気薄での勝利だった。前走のGⅡではモダニスティックの7着と大敗。今回もまったく人気薄だったが、再びまさかの一撃を決めてGⅠ制覇を果たした。通算成績は3戦2勝(重賞1勝)。 




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

Instagram : @kinoshita_koya1024

Mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

HP : https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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