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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

72歳のヘスース・グアダルーペ騎手が最年長勝利記録を更新、ついに夢を叶える

 2022年1月29日、プエルトリコのカマレーロ競馬場2Rで71歳のヘスース・グアダルーペ騎手が現役復帰した。2016年11月27日以来、およそ5年ぶりの騎乗だった。


 グアダルーペ騎手は1970年からプエルトリコで騎手をしていた。2015年11月11日には65歳で勝利をあげ、プエルトリコ競馬史における最年長勝利記録を樹立した。2016年を最後に現役を引退。2020年までプエルトリコ競馬委員の仕事に携わった。


 復帰の理由について、グアダルーペ騎手は次のように語った。


「息子のヘスース・ダニエルは私と一緒によく競馬場に来ており、騎手になるという夢を抱いていた。しかし、14歳のときに身長が伸びてしまい、競馬学校には入れなかった。夢を諦めざるをえなかった。すると、息子は私に馬主になると言った。彼は勉強し、神のおかげで弁護士になり、馬を所有できるようになった。2年前からデスティニー・レーシング・ステーブルという名義で馬主活動をしている。息子の夢は、自分の馬に父親である私が乗ってレースを勝つこと。私自身も息子のためにレースを勝ちたい。私は息子に言った。『おい、ウィナーズサークルでお前と一緒に写真を撮るぞ』と」



 復帰から1年後の2023年1月21日、ついにその瞬間が訪れた。72歳となったグアダルーペ騎手は、カマレーロ競馬場2Rで息子のヘスース・ダニエル・グアダルーペ氏が所有する⑤デジラード(Desirade)に騎乗すると、2番手追走から早め先頭に立って快勝をおさめた。グアダルーペ親子は夢を叶えた。


「パパに言いました。『とうとう夢が叶ったね』って。そしてハグをしました。一緒にレースを勝てたのは間違いなく運命(デスティニー)だったのでしょう」と、息子のヘスース・ダニエルは述べた。


 グアダルーペ騎手も「初めてレースを勝ったときのような気持ちになっている」と喜んだ。この勝利によって、自身が持っていたプエルトリコ競馬における最年長勝利記録を更新した。


 復帰の際にグアダルーペ騎手は「もし勝つことができたら、再び鞭を置いて調教助手になる」と述べていた。しかし、息子によると「父に引退するつもりはないようだ。72歳だが、身体の状態が良いかぎりは騎乗を続けるだろう」とのことである。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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