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サウジカップ2023年、スペイン語圏陣営からの最新コメント

2月24日の国際騎手招待競走に参加するスペイン人女性騎手のビクトリア・アロンソ騎手


「プロ騎手としての活動はまだ1年半しか経っていない。すべてがトントン拍子に進んだ。これも2021年の夏にゴビエルノ・バスコ(芝1600m - 3歳以上)という大きなレースをシティーヘント(City Gent)で勝ったおかげである。そのときから、サウジカップ開催に参加したいかどうかを訊かれるようになった」


「デットーリに会えるなんて信じられない。彼は伝説。今年引退する人で、自分は始めたばかりの人。デットーリと一緒に騎乗できるなんて、またとない機会になるだろう」


「スペインでは想像もできない賞金総額になっている。5着がもらえる賞金も含めて、1つ1つのレースで信じられないような金額である。騎乗馬には恵まれたし、もちろん賞金は魅力。だが、この場に立てること自体がすでに財産である。勝てれば最高だが、3着以内に入れれば上出来だと思っている」


「スペイン代表として参加できることがとても嬉しい。家族も私がここにいることを誇りに思ってくれている。家族を喜ばせたい」

『アス(as)』 https://as.com/masdeporte/polideportivo/vicky-alonso-la-abanderada-de-espana-en-la-saudi-cup-n/?ssm=TW_CC


ムルザバエフ騎乗でサウジ・インターナショナルHに出走するスペインのイルデカメローネ(Il Decamerone)について、管理するオスカル・アナーヤ調教師


「これは個人的な挑戦ではなく、スペイン競馬を代表して挑むレースだと認識している。世界に認められるため、我々は良い結果を出さなければならない。スペイン調教馬がサウジ・インターナショナルHのようなレースを勝つのは非常に重要なことである」


「サン・セバスティアン競馬場のコパ・デ・オロ(芝2400m - 3歳以上)を勝ったときから、今回の遠征を計画し始めた。距離の確認のために2000mのロマン・マルティンを走らせると、またもや勝利してくれた。それから、サウジカップ開催に向けてドーヴィルのリステッド競走に挑んだ。GⅢくらいレベルの高い1戦となり、結果は勝ち馬から6馬身差の9着だったが、サウジ遠征を決断した」


「簡単なレースではないのは分かっているが、正直に言うと、勝機ありとみなしている。馬を信じているからサウジアラビアまで来た。特別な開催で賞金も魅力的。大きな期待を抱いている」

『ブラックタイプ(Black Type)』 http://blacktypemagazine.com/2023/02/23/ya-puedes-descargar-black-type/


モレイラ騎乗でサウジダービーに出走するウルグアイのエスウニコ(Es-Único)について、管理するアントニオ・シントラ調教師


「昨年に引き続きサウジカップ開催に参加できることになったのは、調教師として非常に意味のあることである。賞金的に見て世界でもっとも重要な大会だし、世界のトップレベルの馬たちと戦えるのを楽しみにしている。サウジダービーのレベルはとても高いと思う」


「エスウニコは10点満点の状態にある。6ヶ月間レースを走っていなかったが、ドバイに来てリズムを取り戻した。前走は1400mだったが、エスウニコにとっては距離が短かった。それにもかかわらず、素晴らしい走りをしてくれた。だが、個人的に驚いたのはそのときのレース内容ではなく、レース後に馬が成長し続けていることである。これ以上望めない状態で本番に臨めると思う」


「ジョアンと再びタッグを組めるのを誇りに思う。今でこそ世界最高の騎手の1人となったが、ジョアンは私と一緒に仕事をしてきた。ジョアンにとって最初のGⅠを共に勝ったし、リーディングも獲得した。彼がブラジルを離れてから、またどこかで出会う日をいつも想像していた」


「ジョアンは水曜日にエスウニコに跨った。その日の夜に『木曜日も乗りたいか?』と訊いたところ、彼は『自分が見たいものはもう全部見たよ。馬は10点満点。手前の変え方、真面目さ、とても気に入った。10点満点なのだから、あとは助手と軽めの調整を続けたほうがいい』と言ってくれた。彼ほどのレベルの騎手からそんな言葉をもらえたなんて、私はとても嬉しい」

『トゥルフ・ディアリオ(Turf Diario)』 https://www.turfdiario.com/antonio-cintra-quiere-revancha-con-es-unico-en-el-saudi-derby/


サウジダービーに出走するウルグアイのローレライ(Loreley)について、鞍上のエクトル・ラソ騎手


「ウルグアイ3冠競走の初戦を勝っている馬。この馬に乗りたいという強い意欲を持っている。1枠からの発走になったが、スタートが早くて前に行く馬なので、枠はあまり重要ではない」


「ローレライは強いライバルたちと戦わなければならない。だが、彼自身も強い馬であり、我々はこのレースに向けて準備をしてきた。サウジダービーの後はUAEダービーを目標にしている。さらにその後、ガルフストリームパーク競馬場へ連れていくプランがある。私もローレライと共にアメリカへ向かうだろう」


「サウジアラビアやドバイのレースに参加できるのは、騎手として非常に意味のあること。昨年はドバイでイラッド・オルティスやクリストフ・ルメールと走り、今週はフランキー・デットーリと戦える。トップクラスの騎手と一緒に乗れることを楽しみにしている」

『イピスモ・ネット(hipismo.net)』 https://hipismo.net/2023/02/23/hector-lazo-la-estrella-uruguaya-que-aportara-mas-sabor-internacional/


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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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