• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

リベンジへ、ウルグアイ馬が再びドバイ遠征


写真:El Turf https://elturf.com/noticias-ver?id_articulo=31819

 海外のビッグレースを勝つための必須条件はなんだろうか? 強い馬を育てることでも、上手い騎手を用意することでもない。出走することである。そのレースのゲートに入らなければ、勝ちも負けもない。


 今年、5頭のウルグアイ産馬がドバイに遠征した。アフステフィスカル(Ajuste Fiscal)、エルパトリオータ(El Patriota)、アッパークラス(Upper Class)、アルモラディ(Almoradi)、トランカフェッロ(Trancaferro)である。アフステフィスカルはドバイWCに、エルパトリオータはUAEダービーに出走した。格上挑戦ということもあり残念ながら結果は伴わなかったが、この2頭はウルグアイ産馬として史上初めてドバイWCデーに参加したという歴史を残した。


 レース後、5頭はウルグアイに帰らなかった。アルモラディとトランカフェッロはドバイに留まり、アフステフィスカル、エルパトリオータ、アッパークラスは4月にイギリスのニューマーケットに送られ、イスマイル・ムハンマド調教師の管理馬となった。ヨーロッパのレースに参加する可能性もあるが、主な目的は2022年のドバイ遠征に備えるためでる。


 そしてこの度、ムハンマド調教師下の3頭が翌年のドバイ開催に挑むことが決まった。体勢をしっかり整え、2年連続となるドバイWCデー参戦を狙う。


 加えて、ウルグアイからも何頭かがドバイ遠征を行なう予定である。ウルグアイのアントニオ・シントラ調教師が明らかにした。現時点でどの馬が向かうかは未定だが、今年の3冠競走が終わり次第決まるとのことである。おそらく、ウルグアイのダービーにあたるGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)を勝った馬を連れて、UAEダービーを目指すのではないだろうか。


 南米からアジアへの渡航は人馬にとって大きな負担となる。前回の遠征時は、新型コロナウイルスの影響による航空便の乱れもあり、ウルグアイからUAEまでの輸送に約1週間も要した。だが、ウルグアイ競馬は世界に挑み続ける。挑まなければ決して勝てない。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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