• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ウルグアイ・オークスと、ウルグアイ3冠競走第2戦目を展望

 10月3日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠセレクシオン(ダ2000m - 3歳牝馬)と、GⅠジョッキークルブ(ダ2000m - 3歳)が行なわれる。前者はウルグアイのオークスにあたり、後者はウルグアイ3冠競走の第2戦目になる。


セレクシオン


 セレクシオンには12頭が出走する。うち6頭が、9月5日に行なわれたウルグアイ1000ギニーのGⅠポージャ・デ・ポトランカス(ダ1600m - 3歳牝馬)からの参戦となる。出馬表は コチラ を参照。


 1番人気が予想されるのが、ポージャ・デ・ポトランカスを優勝したダマヂフェッホ(Dama De Ferro)である。ハットトリック産駒のブラジル産馬で、父譲りの鋭い末脚を武器にこれまで6戦3勝、2着2回、3着1回という成績をあげている。2000mという距離も問題ないだろう。唯一の懸念は馬場である。同馬を管理するアントニオ・シントラ調教師は、ダートよりも芝のほうが向いている馬であり、1000ギニーでは雨で馬場が渋ったことが有利に働いたと述べた。パサパサのダートでは割引きが必要かもしれない。


 ポージャ・デ・ポトランカスで3着だったネグラノチェ(Negra Noche)にも人気が集まるだろう。8戦して勝ち星は1つだけだが、1度も掲示板を外していない安定感がある。言い換えれば、善戦止まりである。父は2400m~2500mのGⅠを3勝、母は1600m~2400mの重賞を5勝と、血統的に2000mの適性は高そうだ、距離延長を味方にもう1段ギアを上げられるか。


 別路線組の有力馬としては、前哨戦のGⅢサランディー(ダ1800m - 3歳牝馬)を勝利したノティツィアブオーナ(Notizia Buonna)が挙げられる。だが、このレースの2,3着馬は未勝利馬であり、レースレベルには疑問が残る。また、ダマヂフェッホとはこれまで3度対戦し、3回とも先着を許している。逆転できるイメージはあまり湧いてこない。


 基本的には、前走ポージャ・デ・ポトランカス組を信頼すべきだろう。ダマヂフェッホとネグラノチェによるワンツー決着が濃厚である。


■ GⅠポージャ・デ・ポトランカス



ジョッキークルブ


 ジョッキークルブは8頭立てとなった。うち6頭が、9月5日に行なわれたウルグアイ2000ギニーのGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)からの参戦となる。出馬表は コチラ を参照。


 注目は2000ギニーとの2冠を狙うプレリュードライ(Prelude Rye)である。キャッチャーインザライ産駒のアルゼンチン産馬で、前走は7番人気という伏兵ながら、中団追走から直線で良い末脚を見せて優勝した。2着だったピンゴ(Pingo)にアタマ差まで迫られたが、そのピンゴが出走しない今回は勝機が高まった。


 ポージャ・デ・ポトリージョスで3着だったトポドスル(Topo Do Sul)、4着のキャンディーマイク(Candy Mike)、5着のラウンドオブアプローズ(Roundofapplause)までがプレリュードライから3馬身差以内であり、逆転の可能性は大いにある。牝馬とは異なり、ウルグアイ3歳牡馬は混戦である。


 個人的に本命に推したいのが、ミュージックバン産駒のアランミュージック(Alan Music)である。ポージャ・デ・ポトリージョスの前哨戦であるGⅢエンサージョ(ダ1500m - 3歳)を3 1/2馬身差で快勝したが、後にドーピング違反で失格となっただけでなく、ポージャ・デ・ポトリージョスへの出走も禁止された。混戦を断ち切り、名誉を挽回する絶好の機会である。


■ GⅠポージャ・デ・ポトリージョス


■ GⅢエンサージョ



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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