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ウルグアイ2冠目はラウンドオブアプローズが勝利


写真:Germán Boiso(@BoisoGerman) https://twitter.com/BoisoGerman/status/1444758810569187329

 10月3日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠジョッキークルブ(ダ2000m - 3歳)が行なわれた。このレースはウルグアイ3冠競走の第2戦目にあたる。


 ノチェーロ(Nocello)とトポドスル(Topo Do Sul)が取り消し、6頭立てと寂しい開催となった。ウルグアイの2000ギニーにあたるGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)の勝ち馬④プレリュードライ(Prelude Rye)に2冠制覇の期待が集まった。


 レースを制したのは、フェデリコ・ピーリッツ騎乗の2番人気⑦ラウンドオブアプローズ(Roundofapplause)だった。道中は4番手を追走すると、4コーナーで先頭に並びかけ、直線でもよく伸びてそのまま押し切った。良馬場の勝ちタイムは2分2秒72。


 1番人気のプレリュードライは勝ち馬から1馬身離された2着に敗れた。ラウンドオブアプローズとプレリュードライは共にアルゼンチン産まれであり、アルゼンチン産馬によるワンツー決着となった。さらに3馬身離れた3着には3番人気の⑥アランミュージック(Alan Music)が入った。


「ポージャはもっとも難しいレースだと常に言っている。あの時は道中が上手くいかず、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。苦い思いをしたが、レース後の馬の状態は良く、今回に向けて集中できた。そして、勝利した。ラウンドオブアプローズはとても良い馬だと思っている。まだ成熟しておらず、キャリアも浅い。もっと上昇できるし、距離は伸びたほうがいいだろう」と、管理するセバスティアン・サン・マルティン調教師は述べた。


 ラウンドオブアプローズは父フォーティファイ、母の父オーナーアンドグローリーという血統の3歳牡馬。2018年7月11日にアルゼンチンのエル・パライソ牧場で産まれ、2020年11月16日にウルグアイに送られた。近親にはGⅠ馬ダレルンファ(Dale Lunfa)がいる。


 今年7月17日にデビューし、勝利をおさめた。2走目の条件戦は2着に敗れたが、前走のGⅠポージャ・デ・ポトリージョスでは勝ち馬から2 3/4差の5着と悪くない結果を残した。通算成績は4戦2勝(重賞1勝)。


 調教師によると、馬の状態を見ながらという条件付きだが、次走はウルグアイのダービーにあたるGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)になる。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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