• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

伏兵プリンセスレカがウルグアイ・オークスを制す


写真:Germán Boiso(@BoisoGerman) https://twitter.com/BoisoGerman/status/1444810632046563330

 10月3日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠセレクシオン(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはウルグアイのオークスに相当する。


 レースは11頭で争われた。1000ギニーにあたるGⅠポージャ・デ・ポトランカス(ダ1600m - 3歳牝馬)の勝ち馬③ダマヂフェッホ(Dama De Ferro)が単勝1.80倍の圧倒的1番人気に支持された。以下、同レース3着だった⑪ネグラノチェ(Negra Noche)、前哨戦のGⅢサランディー(ダ1800m - 3歳牝馬)を勝利した⑫ノティツィアブオーナ(Notizia Buonna)と続いた。


 だが、レースを勝利したのはデイビーディ・ガイエール騎乗の9番人気⑥プリンセスレカ(Princess Leca)だった。道中は中団で待機すると、徐々にポジションを上げていき、直線の入り口で早くも先頭に躍り出た。直線でも脚色は衰えず、そのまま1着でゴール板を駆け抜けた。良馬場の勝ちタイムは2分3秒61。ガイエール騎手はこれが嬉しいGⅠ初勝利である。


 1000ギニーとのダブルを狙ったハットトリック産駒のダマヂフェッホは、強烈な末脚で勝ち馬を追ったが、1馬身差届かずの2着に敗れた。3着にはノティツィアブオーナが入った。


 ライムンド・ソアレス調教師は、「難しいレースだったが、チームが素晴らしい仕事をしてくれた。プリンセスレカのことを信じていたし、進化してくれていると思っていた。良い走りを見せてくれた」と喜びを表した。ソアレス師にとってもこれが初めてのGⅠ勝利とのことである。


 プリンセスレカは父T.H.アプルーヴァル、母イデアリスタ、その父イクスチェンジレートという血統の3歳牝馬。ブラジルとウルグアイに拠点を持つフィリップソン牧場で産まれた。


 今年6月6日のデビュー戦を勝利して以降は、GⅡで6着、GⅢで5着と重賞の壁に阻まれた。前走のGⅠポージャ・デ・ポトランカスでは4着に入るも、勝ち馬ダマヂフェッホから7馬身も離されたため、今回は低評価のままだった。通算成績は5戦2勝(重賞1勝)。


 次走に関するアナウンスはない。しかし、例年の流れに従えば、11月にマローニャス競馬場で行なわれるGⅡエスティムロ(ダ2000m - 3歳以上牝馬)に出走し、古馬牝馬と対決することになるだろう。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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