• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

プレリュードライがウルグアイ・ダービーを制して2冠達成


写真:Germán Boiso(@BoisoGerman) https://twitter.com/BoisoGerman/status/1457502877677654016

 11月7日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)が行なわれた。このレースはウルグアイのダービーに相当し、ウルグアイ3冠競走の第3戦目になる。


 今年は11頭が出走した。1冠目のGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)の覇者⑤プレリュードライ(Prelude Rye)、2冠目のGⅠジョッキークルブ(ダ2000m - 3歳)の勝ち馬⑩ラウンドオブアプローズ(Roundofapplause)に加え、前哨戦を勝った⑧パーフェクトラヴ(Perfect Love)、素質馬①ピンゴ(Pingo)といった有力馬がこぞって出走した。


 レースは最低人気の③アラゴンフィーヴァー(Aragon Fever)が後続を離して逃げる展開となった。ラウンドオブアプローズは3番手に、プレリュードライは5,6番手に、ピンゴとパーフェクトラヴは後方からの追走となった。最後の直線では、4コーナーで早くも前をとらえたパブロ・ロドリゲス騎乗のプレリュードライが馬場の中央を力強く伸び、残り400m地点ですでに勝利を確実なものとした。終わってみれば4馬身差の快勝だった。良馬場の勝ちタイムは2分36秒29。2着には最後方から追い込んだピンゴが入り、3着は盛り返したラウンドオブアプローズだった。


「馬を信じていた。ジョッキークルブではフェデリコ・ピーリッツ騎手にしてやられたが、この馬は距離が伸びればもっと良くなると思っていた。思っていたとおりだった。この馬を買ったのは血統が好きだったからである。特に母の父タピットという点がね。次走については調教師と相談して決める」と、馬主のラウール・ベニテス氏は述べた。


 プレリュードライは父キャッチャーインザライ、母プレザントレジェンド、その父タピットという血統の3歳牡馬。2018年9月16日にアルゼンチンのラ・レジェンダ・デ・アレーコ牧場で産まれた。同牧場はアルゼンチンでもカルタエンブルハーダ(Carta Embrujada)で1000ギニーとオークスを制している。


 今年4月21日のデビュー戦、5月25日の2戦目と連勝したものの、重賞ではなかなか結果を残せなかった。だが、9月5日のポージャ・デ・ポトリージョスで重賞初勝利をGⅠの舞台で飾った。2冠目のジョッキークルブでは惜しくも1馬身差の2着に敗れたが、今回の勝利で見事にウルグアイ2冠を達成した。通算成績は8戦4勝(重賞2勝)。


 鞍上のパブロ・ロドリゲス騎手は2018年のファーストシング(First Thing)以来となるダービー2勝目をあげた。まだ26歳と若いが、ウルグアイ女王オンラレアル(Honra Real)の主戦を務めるなど、このところ非常に充実した騎手生活を送っている。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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