
木下 昂也(Koya Kinoshita)
プレリュードライがGⅡを優勝して王座を死守

写真:Hipódromo de Maroñas(@HipodromoUY) https://twitter.com/HipodromoUY/status/1500621603520102405
3月6日にウルグアイのマローニャス競馬場で行なわれたGⅡヘネラル・アルティガス(ダ2400m - 3歳以上)は、逃げ切り濃厚と思われた3番人気の②ハーマジェスティー(Her Majesty)を、パブロ・ロドリゲス騎乗の1番人気プレリュードライ(Prelude Rye)がもの凄い末脚で差し切って優勝した。良馬場の勝ちタイムは2分31秒73。4月2日のGⅠラティーノアメリカーノ(ダ2000m - 3歳以上)にウルグアイ代表として出走することが決まっているオリンピックハーヴァード(Olympic Harvard)は、2番人気に支持されたが勝ち馬から9 1/4馬身差の6着に敗れた。本番に向けて不安が残る前哨戦となった。
「GⅠホセ・ペドロ・ラミーレスの時に初めて古馬と戦って勝利したが、今回の勝利でこの馬の強さをさらに証明することができた。最後の直線でも馬のことを信じていた」と馬主は述べた。
鞍上のパブロ・ロドリゲス騎手は「逃げ馬がかなりリードしていたので、差し切れるか少し不安だった。スタートが良くなかったので道中でポジションを上げていったが、直線でも力強く伸びてくれた」と振り返った。なお、パブロ・ロドリゲス騎手とパブロ・ゴンサーレス調教師はこの日オンラレアル(Honra Real)でもGⅢを制しており、1日で重賞連勝となった。
プレリュードライは父キャッチャーインザライ、母プレザントレジェンド、その父タピットという血統の3歳牡馬。2018年9月16日にアルゼンチンのラ・レジェンダ・デ・アレーコ牧場で産まれた。
2021年4月23日のデビュー戦を白星で飾ると、2戦目も勝利した。ウルグアイの2000ギニーにあたる9月5日のGⅠポージャ・デ・ポトリージョス(ダ1600m - 3歳)と、ウルグアイのダービーにあたる11月7日のGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)を優勝して2冠馬となっただけでなく、今年1月6日に行なわれた国内最大のGⅠホセ・ペドロ・ラミーレス(ダ2400m - 3歳以上)でもオリンピックハーヴァードとの激闘を制してウルグアイ王者に輝いた。GⅠラティーノアメリカーノやサウジ・ダービーへの招待があったが辞退し、国内に専念している。通算成績は10戦6勝(重賞4勝)。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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