• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

クアトロイヴィンチがウルグアイ2歳女王に、エスウニコがウルグアイ2歳王者に輝く


エスウニコ(Es-Único)
写真:Germán Boiso(@BoisoGerman) https://twitter.com/BoisoGerman/status/1541184997670780928

 6月26日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅡクリテリウム・ポトランカス(ダ1400m - 2歳牝馬)とGⅡグラン・クリテリウム(ダ1400m - 2歳)が行なわれた。2歳王者を決める戦いである。


 GⅡクリテリウム・ポトランカスは、エバイール・ペレイラ騎乗の1番人気②クアトロイヴィンチ(Quatro Y Vinte)が、追い込んできた2番人気の⑤エスクアドラアズール(Esquadra Azul)と逃げた④アマルーラ(Amarula)に挟まれながらもしぶとく伸びて勝利した。良馬場の勝ちタイムは1分25秒44。3着には3番人気のオリンピックメダル(Olympic Medal)が入り、人気馬による順当な決着となった。


 クアトロイヴィンチは父T. H. アプルーヴァル、母ドンドーカカリオカ、その父ホマリンという血統の2歳牝馬。2019年9月27日にフィリップソン牧場のウルグアイ拠点で産まれた。


 4月3日のデビュー戦は7着に敗れたが、2戦目を7 3/4馬身差で快勝すると、前走のカンペオーネス・ジュヴェナイル・フィリーズも4 1/2馬身差で勝利した。今回の勝利で3連勝となり、カンペオーネスとクリテリウムの2勝で最優秀2歳牝馬の座を確実なものとした。通算成績は4戦3勝(重賞1勝)。


 GⅡグラン・クリテリウムは、ジョゼー・ダ・シルヴァ騎乗の1番人気⑦エスウニコ(Es-Único)が、道中は後ろから2番手を追走も、直線を向いてから鋭い末脚を発揮し、2着⑧ラッキートリック(Luckey Trick)に4馬身差をつける危なげない差し切り勝ちをおさめた。良馬場の勝ちタイムは1分23秒57。3着には最下位人気の④ドンサバテール(Don Savater)が入った。


 エスウニコは父ウォーセクレタリー、母エネルジーアゲットイット、その父アグネスゴールドという血統の2歳牡馬。2019年10月23日にブラジルのサン・フランセスコ牧場で産まれた。近親には南米選手権で2着になったエネルジーアエロス(Energia Eros)がいる。ウォーセクレタリーは父として、アグネスゴールドは母父としてこれが初めての重賞勝利である。


 2月13日のデビュー戦は2着に敗れたが、2戦目で勝ち上がった。前走のリステッド競走では、芝1300mのウルグアイ・レコードを更新する快勝をおさめた。今回が初めてのダート戦だったが、難なく突破して見せた。通算成績は4戦3勝(重賞1勝)。


「馬が芝とダートで同じように走るのは簡単なことではないので、今回の馬場替わりを心配していた。エスウニコも芝では素晴らしい走りをしていたが、ダートでどうなるかは未知数だった。しかし、3週間前の調教が良かったので、これならダートでもやれると思って少し不安が和らいだ。結果に満足しているし、特別な馬だと分かった」と、管理するアントニオ・シントラ調教師は述べた。前走後のインタビューでは血統から見て距離が伸びても大丈夫と自信を持っており、ウルグアイ3冠競走で間違いなく主役を張る存在である。


■ クリテリウム・ポトランカス


■ グラン・クリテリウム



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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