• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

1勝馬レシデラードが大金星でウルグアイ・ダービー馬に輝く


レシデラード(Residerado)
写真:Germán Boiso(@BoisoGerman) https://twitter.com/BoisoGerman/status/1589396743191670786


 11月6日、ウルグアイのマローニャス競馬場でGⅠナシオナル(ダ2500m - 3歳)が行なわれた。来年から国際GⅡに昇格するこのレースはウルグアイのダービーにあたり、ウルグアイ3冠競走の最終戦となっている。


 ⑩ラストアクションヒーロー(Last Action Hero)と⑫リトルステュアート(Little Stuart)が取り消し、今年は11頭で争われた。2冠目のGⅠジョッキークルブを制した⑤ヘイローフィーヴァー(Halo Fever)が2.1倍で1番人気に支持された。前走は人気薄での1着であり、そのときの勝利がフロックでないことを証明できるか。


 ⑦ドンサバテール(Don Savater)がハナを切り、2番手にヘイローフィーヴァーがつけた。2番人気のバロールフトゥーロ(Valor Futuro)も3番手につけ、有力馬はいずれも前目につけた。直線を向くと、4番手のラチ沿いで脚を溜めていたフェデリコ・ピーリッツ騎乗の③レシデラード(Residerado)が、逃げたドンサバテールの内から抜け出した。後方から①クエンティンタランティーノ(Quentin Tarantino)が猛烈な勢いで追い上げたものの、レシデラードが1 1/4馬身差で後続を振り切った。11頭立ての9番人気という伏兵だった。勝ちタイムは2分41秒50。2着にはクエンティンタランティーノが入り、3着はバロールフトゥーロだった。


「2走前のGⅢと前走のGⅠでまったく同じ乗り方をした。GⅠジョッキークルブの走りには満足できなかったが、敗因は分かっていた。トレーニングは順調に進み、今日の状態はとても良かったと思う。フェデリコ(ピーリッツ騎手)を信頼していたので、彼に対してあまりあれこれと指示は出さなかった」と、同馬を管理するラモン・ペラルタ調教師は述べた。



 レシデラードは父ブリティッシュミーディアム、母レジスター、その父アシデーロという血統の3歳牡馬。2019年10月28日にウルグアイのサン・ミゲル・ケグアイ牧場で産まれた

。10月28日産まれの馬がウルグアイのGⅠを勝つのは1991年初めてである。


 2022年1月9日にデビューし、2月6日の2戦目で初勝利をあげた。だが、その後は7連敗を喫した。1冠目のGⅠポージャ・デ・ポトリージョスでは12着、2冠目のGⅠジョッキークルブでは11着と惨敗した。人気がないのも頷ける1勝馬が、好位から抜け出す完璧な競馬でダービー馬の座に上り詰めた。通算成績は10戦2勝(重賞1勝)。


 父のブリティッシュミーディアムはこれが産駒のGⅠ初勝利となった。マリブムーンの半弟で、2011年からサン・ミゲル・ケグアイ牧場で供用されている。鞍上のフェデリコ・ピーリッツ騎手は今回で3度目のダービー制覇。


 レシデラードの今後についてペラルタ調教師は「今はまだ何も考えていない。まずはこの美しい勝利を祝いたい」と言及を控えたが、おそらく来年1月6日に行なわれるウルグアイ最大の競走GⅠホセ・ペドロ・ラミーレスに向かうだろう。



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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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