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テールオブヴァーヴがウルグアイの名門ラ・コンコルディア牧場で種牡馬入り

 ウルグアイ生産界の攻勢が止まらない。ウォーフロントの半弟ノースダコタ(NOrth Dakota)、キャンディライド産駒のイーグル(Eagle)、アメリカGⅠ馬グリーンポイントクルセイダー(Greenpointcrusader)、ウォーフロント産駒のホワイトフラッグ(White Flag)に続き、新たな種牡馬がウルグアイへ向かう。


 ウルグアイの有力生産牧場であるラ・コンコルディア牧場が、テールオブエカティ産駒のテールオブヴァーヴ(Tale Of Verve)を種牡馬として購入した。ウルグアイの競馬メディア『インバソール・ホース(Invasor Horse)』に加えて、アメリカの『ブラッドホース(Blood Horse)』も報じた。


 取引を仲介したのは、アメリカ側はトム・ソーンベリー氏、ウルグアイ側はパブロ・ヌニェス氏である。



 テールオブヴァーヴは父テールオブエカティ、母ヴァーヴ、その父アンブライドルドという血統の11歳牡馬。2012年4月12日にアメリカのチャールズ・フィプケ氏が生産した。2014年のセールで440,000ドルで取引された。


 通算成績は20戦2勝。重賞勝ちはない。しかし、2015年のGⅠプリークネスSでは、1勝馬の人気薄ながら3冠馬アメリカンファラオの2着と健闘した。2018年9月3日のアローワンス戦で4着がラストランとなった。


 現役引退後はケンタッキー州のダービー・ダン・ファームで種牡馬となった。目立った活躍馬は輩出していない。生産者のフィプケ氏は新たな繋養先を探しており、ラ・コンコルディア牧場との交渉がまとまった。


■ GⅠプリークネスS



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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