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ピパがウルグアイ競馬の単勝最高配当を更新

 7月21日のマローニャス競馬場5Rは、ヴァグネル・レアル騎乗の⑨ピパ(Pipa)が勝利した。道中は2番手を追走して早めに先頭に立つと、直線で後続を置き去りにして6馬身差の快勝をおさめた。


 驚くべきはピパの単勝オッズである。横綱競馬を見せたにもかかわらず、単勝は8頭立ての8番人気204.40倍だった。2022年5月28日のデビュー戦から6着、9着、10着、8着、5着と凡走続きであったことを考えれば、当然の最下位人気と言える。


 204.40倍での勝利は、ウルグアイ競馬の単勝最高配当を更新した。これまでの最高配当は、2013年10月24日のマローニャス競馬場5Rでマノブラーバ(Mano Brava)が勝ったときの204.10倍だった。



 ピパは父プランシェ、母イスメニア、その父デモストラードという血統の4歳牝馬。2019年11月2日にウルグアイのラ・マドリゲーラ牧場で産まれた。


 ウルグアイの競馬記者ヘルマン・ボイソ氏の調べによると、200倍を超える単勝オッズで白星をあげたのはピパとマノブラーバの2頭しかいない。ピパは牝馬であるため、牡馬の最高倍率勝利記録は以前としてマノブラーバが持つ。


 余談だが、特別競走での最高配当勝利はピスコスアワー(Piscos Our)が持っている。2017年12月2日にマローニャス競馬場で行なわれたGⅡコンパラシオンを、10頭立ての9番人気、単勝オッズ109.80倍で優勝した。





Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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