top of page

君たちはいつ止めるのか?アントニオ・シントラ調教師の陣営が3度目のドーピング違反

 ブラジル人のアントニオ・シントラ調教師はウルグアイのNo.1調教師であり、近年は積極的に管理馬をドバイに遠征させるなど、世界的に存在感を発揮している。しかし、彼は名声を失うことになるだろう。


 7月21日付けのマローニャス競馬場の裁決によると、6月25日にマローニャス競馬場で行なわれたリステッド競走レアペルトゥーラ・イポドロモ・ナシオナル・デ・マローニャス(ダ1000m - 3歳以上)で2着に入線したジャンピングブロード(Jumpingbroad)から、禁止薬物リドカインの陽性反応が出た。同馬を管理するヴァルヂマール・ヂ・オリヴェイラ調教師は一時的に資格停止となった。


 オリヴェイラ調教師は、アントニオ・シントラ調教師のアシスタント・トレーナーである。現在ドーピング違反で資格停止中のアントニオ・シントラ調教師に代わり、シントラ調教師の預託馬を管理している。



 アントニオ・シントラ調教師は、2022年10月23日のGⅢウルグアイで2着に入線したアグネスゴールド産駒デミムーア(Demi Moore)のドーピング違反により、3ヶ月の資格停止処分を科された。


 その処分が明けてしばらく経った2023年3月4日、今度はマローニャス競馬場5Rで1着入線した管理馬のジョルジアーナ(Jorgiana)から、禁止薬物フルニキシンの陽性反応が出たため、再び資格停止を言い渡された。


☞☞☞ ウルグアイのアントニオ・シントラ調教師がまたもやドーピング違反で資格停止

 今回は、シントラ調教師の代理であるヴァルヂマール・ヂ・オリヴェイラ調教師が禁止薬物リドカインの使用となった。したがって、アントニオ・シントラ調教師の陣営は、わずか9ヶ月間で3度も薬物違反を犯したことになる。これで故意ではないと言うほうが無理がある。


■ 裁決



Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

  • X
  • Instagram
  • スレッド
  • note
  • Amazon
  • Ko-fi

CATEGORY

bottom of page