top of page

ジョン・ベラスケス騎手がアメリカ3冠完全制覇の喜びを語る

 5月20日にピムリコ競馬場で行なわれたGⅠプリークネスSは、ジョン・ベラスケス騎乗のナショナルトレジャー(National Treasure)が逃げ切り勝ちをおさめた。


 プエルトリコ人のジョン・ベラスケス騎手は、これでアメリカ3冠競走を完全制覇した。ケンタッキー・ダービーは2011年のアニマルキングダム(Animal Kingdom)、2017年のオールウェイズドリーミング(Always Dreaming)、2020年のオーセンティック(Authentic)で3勝。ベルモントSは2007年のラグストゥリッチーズ (Rags To Riches) 、2012年のユニオンラグス(Union Rags)で2勝している。しかし、プリークネスSだけは勝ち星に恵まれなかった。



 ベラスケス騎手はベネズエラ系のアメリカ競馬メディア『アヘンテス305(Agentes305)』に対して次のように述べた。


「ブリンカーが上手く機能してくれた。馬はすべての反応に応えてくれた。持てる力を出し切ってくれた。常に外の馬からのプレッシャーは厳しかったが、道中の流れとしては楽だと感じていた。このレースを勝ててとても嬉しい。ついにプリークネスを勝つことができた。これ以外に言えることはない。いつも自分のことを応援してくれるラテンアメリカの人々を誇りに思う」


 また、チリの競馬メディア『パシオン・ポル・ラ・イピカ(Pasión por la Hípica)』に対しては、「たぶん13回目の挑戦だと思う。長年このレースを勝ちたいと思っていたが、神のおかげもあって今日ようやく勝つことができた。前につけて落ち着いてレースを運ぶというのがプランだった。逃げるほうがいい馬なので、スタートしてからは外に向かわせて馬を温め、最初のコーナーでラチ沿いにつけることにした。すべてが作戦どおりにいった」とコメントした。


 地元プエルトリコの日刊紙『プリメーラ・オーラ(Primera HORA)』にも、「これまでたくさんの成功をおさめてきたが、このレースだけは勝てなかった。今回の勝利は特別。本当に大きな意味を持つ」と言った。



 

☆チリの名種牡馬ヒューソネット(Hussonet)の名前がつけられたチリワインが日本でも購入できます。ぜひお試しあれ!


 

内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。活動のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

【Instagram】 @kinoshita_koya1024

【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

【HP】 https://www.keiba-latinamerica.com/

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

  • X
  • Instagram
  • スレッド
  • note
  • Amazon
  • Ko-fi

CATEGORY

bottom of page