• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

伏兵ルシターノがベネズエラ最大のGⅠ競走シモン・ボリーバルを制す


写真:OFICIAL INHOFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1454915544285581317

 10月31日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場で同国最大のGⅠ競走シモン・ボリーバル(ダ2400m - 3歳以上)が行なわれた。競馬場にはニコラス・マドゥーロ大統領が駆けつけた。


 第75回目となった今年は14頭立てで争われた。サンドバレーラ(Sandovalera)、アフロディータデパドゥア(Afrodita De Padua)という牝馬の強豪はプエルトリコ遠征のため出走しなかったが、エルデフロイス(El De Froix)、バルラシオ(Valrazio)、アピストス(Apistos)、マックスセキュリティー(Max Security)といったGⅠ馬がそろった。


 各馬そろったスタートから⑥ドラクスラー(Draxler)がハナを主張した。2番手には昨年のカリブ地域王者③ザブラザースルー(The Brother Slew)がつけ、今年のダービー馬⑫マックスセキュリティー(Max Security)が3番手を追走した。向こう正面で⑨パパペドロ(Papá Pedro)と⑭バルラシオが競うように先頭に躍り出ると、バルラシオがそのまま後続を引き離して最後の直線に入った。バルラシオの1着で大勢が決したかと思いきや、道中は後方に控えていたジーン・ロドリゲス騎乗の⑦ルシターノ(Lusitano)が大外から強襲。残り50mのところでバルラシオを抜き去った。良馬場の勝ちタイムは2分33秒60。2着にはバルラシオが、3着にはパパペドロが入った。


 ルシターノは父クイックマニー、母セニョーラシモーナ、その父サンダーリッジという血統の4歳牡馬。ベネズエラのラ・インバシオン牧場で産まれた。馬主はアルマンド・ラモス氏、管理するのはエリ・ガルシーア調教師。


 デビューしたのが昨年10月20日、初勝利をあげたのが今年9月19日という遅咲きの馬である。10月17日の条件戦も勝利し、連勝で今回に臨んだ。GⅠどころか重賞初挑戦という伏兵馬だった。だが、初勝利は12馬身差、2勝目は16馬身差と非凡な才能は見せていた。通算成績は6戦3勝(重賞1勝)。




 内容が面白かった・役に立ったという方は、ハートボタンのクリックや、SNSのフォロー、サポートなどをよろしくお願いします。HP運営のモチベーションにつながります。


----------

木下 昂也(Koya Kinoshita)

Twitter : @koyakinoshita24

G-mail : kinoshita.koya1024@gmail.com

サポート : https://www.keiba-latinamerica.com/donation